雑誌"モダンメディア"と、この連載について
モダンメディアは、医療関係者を対象に発行されている月刊誌です。
１９９７年に創刊５００号を迎えた歴史ある雑誌だそうです。「メディア」には、情報媒体（メディア）だけでなく、培地（メディア）の意味も込められています。培地は、公衆衛生分野でばい菌を増やすのに使われるものです。ばい菌を増やす....とはいささか物騒ですね。しかしいろいろな分析を行うためには、とりあえず増やさないことには何もできませんから、ばい菌の検査にあたっては、この培地の役割がなかなかに重要なのです。もともと公衆衛生にまつわる話題を中心に編集されていたので、このようなネーミングになっています。
今では、公衆衛生はもちろん、医療技術全般に関する総合的な内容になっています。というわけで、基本的には、医家向けの専門的な話題を中心に構成されています。コンピュータやインターネットに関する話題が登場するのは、むしろイレギュラーなのです。したがってこの連載は、「モダンメディア」においては異色の（というほどのことでもないか）内容ということになります。
私は、以前、医療機関でインターネットを使ってみよう....といった内容の簡単な紹介記事をこのモダンメディアに掲載したことがありました。更に、私がたまたま編集室の隣で仕事をしていた時期もあったという縁もあり、「医療にやさしいコンピュータ」という連載企画の著者をお引き受けしたしだいです。
編集室の企画は、パソコンに触りはじめて間も無い層を対象に、あるいは職場ではパソコンを使っているけど自宅のパソコンは買ったっきり....という人向けの連載を、ということでした。インターネットを中心として、「そうだったのか」とか、「なるほど、今度やってみよう」といった反応が期待できる内容を心がけたつもりです。
インターネットをネタにした連載だったので、紙に書いたまんまではすぐに情報が古くなってしまいます。たいした内容ではないのですが、せっかく書き上げた記事が風化するのも悔しいので、こうしてホームページを通じてアップデートしてみることを思い付いたというわけです。
大切なこと→著作権について
この連載記事の著作権は、モダンメディアの発行元である栄研化学株式会社が保有しています。著者である藤谷は、モダンメディア編集室の許可の元にこうしてインターネットを通じた公開を行っています。ご覧いただくのは自由ですが、転載に関しては必ず著者・藤谷か、モダンメディア編集室に予めご連絡下さるようお願いいたします。
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