オーディオマニアで密かに進む高音質化

 ネットの高速化に伴って昨今の音楽配信の圧縮音声の音の悪さに閉口していたオーディオマニア向けに「ハイレゾ」と呼ばれる高音質配信が始まっている。現在のパソコン本体では対応出来ないCDを上回る高音質のデジタルデータを配信して、再生する機材を通して音楽を楽しむというものだ。
 この2月に2000年に収録したGong Geladagのクビヤール音源がいよいよこのハイレゾに登場。楽しむには機器を揃えなければいけないが、興味のある方は是非聞いてみて欲しい。これのマスタリングで久しぶりに13年前のオリジナルの音を聞いて、音の柔らかさや空気感はまったく別物なのである・・・が、かくいう私も自宅でこれを再生できる機材は持っていないのだが・・・。

販売元:ビクターエンタテインメント
2013/02/27発売

【サウンド解説より】
2000年4月 バリ島バドゥブランSMKIランティランにて録音。エンジニア:高田英男
192kHz/24bit Sonic Systemダイレクト録音音源をそのままハイレゾ化。

倍音構成が大変複雑で、超高音域まで周波数が伸びているガムラン録音に対し、ダイレクト2チャンネル192kHz/24bit録音のチャレンジ、全ての録音機材を日本から運び大変大がかりな録音となった。更にバリ島の電源事情も不安があり高温多湿な過酷な中でのデジタル録音であった・・・

☆〈サウンド解説〉フルバージョンは「アルバム購入」特典にてお楽しみ頂けます。