Vol.１      ｜活用講座目次へ｜データ王ＴＯＰへ｜

◆はじめに

　データ王Ｊｒ．サポートに寄せられるご意見の中で多いのは・・・

　・どこで売ってるの？
　　→　一部書店でも取り扱っていますが、サポートページやＦＡＸでご注文頂き
         ますと消費税と送料込みでも店頭より６０円だけ安価になっております。
           また、代金は配達時に商品と引き換えで頂いておりますので安心です。
　　　　取り扱い店一覧へ

　・どんなソフトなの？
　　→　一言で言えば「競馬予想支援ソフト」です。
　　　　過去の日刊スポーツ紙のデータを基に的中率や回収率を予測します。
　　　　詳細はサポートページやニフティの競馬ﾌｫｰﾗﾑのﾃﾞｰﾀﾗｲﾌﾞﾗﾘ１２をご覧ください。

　・現在１９９６年のデータしか付属していないけど、大丈夫？
　　→　追加データは順次発売いたしますが、現状でも十分使用は可能です。
　　　　（実証例：◆データ王Ｊｒ．活用講座へ続く）
　　　　ただし、最終的には１年間程度のデータを分析することをお勧めいたします。
　　　　データは今後の全てのデータ王シリーズで共通に使用できますのでご安心下さい。

スタッフ全員、お買い上げ頂いた方には末永く使って頂きたいと思っております。
データ王Ｊｒ．は、取っ付きにくい一面もありますが、その為にパソコンのゴミと
化してしまっては私どもにとっても不本意ですので、まず簡単な操作で何が出来るかと
いうことをテーマにこのデータ王Ｊｒ．活用講座をスタートさせたいと思います。

◆データ王Ｊｒ．活用講座（初級編）

　ユーザーの方もまだ完全にデータ王Ｊｒ．を使いこなせていないと思います。
　そこで、最近のレースを教材にして初歩的な使い方を紹介していきます。
　これをヒントに徐々に高度な使い方をマスターして頂ければ幸いです。
　データ王Ｊｒ．を効果的にお使い頂くためには下級条件戦を抜きに考えられませんし、
私自身Ｇ１やメインレースに参加することはそう多くないのですが、一般的な傾向を
考慮して特別レース（９〜１１レース）を対象にすることにします。

　データ王Ｊｒ．のコンセプトは「的中率や回収率の良いパターンのレース（馬）を
狙い撃ちして、それ以外の不確定なレースには手を出さない」ということですので
今回のように予め参加（予想）レースを限定しておく（特別レースに）というのは
本来の使用方法ではありませんから、良い結果が出るかどうかは私にも断言は
できません。
　しかし、あえて当面は導入編として取っ付きやすいレース、取っ付きやすい方法に
こだわって進めていきたいと思いますのでどうぞお付き合い下さい。
　データ王Ｊｒ．はこれから紹介するように当日あれこれ操作して予想することも
可能ですがあくまでも副次的な使用法（こんな使い方もできるという事例）です。
　本来は「レースに臨む前に自分の必勝パターンは既に頭に叩き込まれている」と
いうのが原則です。
　皆さんが現時点でその様なＭｙ必勝パターンをお持ちになっていないとしても
この活用講座を通して、見よう見まねで試行錯誤しているうちにいろいろなヒントや
発想が生まれて来ると信じております。
　そのためにも日刊スポーツ紙は１ヶ月分くらいは保管して、どうして的中したのか
何故はずれたのかの復習を怠らないように心がけて下さい。全ては負けない競馬の為に・・・。
　長くなりましたが、そろそろ本題に入りましょう！

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　※この講座ではデータ王Ｊｒ．バージョン１．１．０以降を使用し、
　　オプションの予想ファクター（未入力時の扱い）を”有効”にして下さい。
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♪５／３１（日）東京　１１レース　第５９回　オークス

１．「条件設定」で予想欄の「多田」「松田」「水島」「本紙」に何か値を設定します。
　※これから行う「予想実行」では「条件設定」で設定された値は使用しませんので
　　値は何でも良いのですがわかりやすいように全て”◎”にでもしておきましょう！
　　→この意味が分からない時はヘルプの「各画面」−「条件設定」
　　　を良く読んで下さい。

２．メイン画面に戻ると「予想ファクター入力」欄に「多田」「松田」「水島」「本紙」
　　と赤字で表示されていることを確認して下さい。
　　これで準備作業が整いました。

３．当日の日刊スポーツ紙の東京１１レースの紙面を見て、人気指数の上位３〜４頭を
　　ピックアップして下さい。
　※単勝人気でも良いですが、時系列に順位が変化する恐れがありますので人気指数を
　　使用します。
　　（馬番）（馬名）　　　　　（人気指数）
　　　�O　　　ファレノプシス　　　 ９４
　　　�M　　　エアデジャブー　　　６３
　　　�Q　　　マックスキャンドゥ　 ５５
　　　�E　　　エリモエクセル　　　４２

４．ピックアップした馬の予想欄の「多田」「松田」「水島」「本紙」各々の印を
　　予想ファクター入力欄の該当箇所に人気指数順に入力して「予想実行」を行って
　　下さい。
　※日本語入力を行う要領で通常はパソコンのキーボードの「ＡＬＴキー」を
　　押しながら　　「半角／全角キー」を押し、以下の様に入力後変換して下さい。
　（詳細はお使いのパソコンの日本語入力システムのマニュアルを参照して下さい。）

　　◎　→　「まる」または「にじゅうまる」を入力後、変換。
　　○　→　「まる」を入力後、変換。
　　×　→　「ばつ」を入力後、変換。
　　△　→　「さんかく」を入力後、変換。
　※選択方式の「条件設定」とは異なり、入力するのが少し面倒ですが頑張りましょう！
　　ちなみにファレノプシスの場合、左から順に○、×、×、◎となります。

５．上記４の通り１頭ずつ入力し、「予想実行」を行った後、「トータル回収状況」と
　　「該当件数」に注目して下さい。
　※「トータル回収状況」は配当的な旨味、「該当件数」はデータの信頼性を表す目安に
　　なります。

　・�Oファレノプシス
　　「トータル回収状況」の各数値は良いとは言えません。
　　「該当件数」も少なく、この馬を軸馬にすることは好ましくありません。
　　せいぜいヒモ（相手）止まりです。
　　ただし、少ないながらも該当データ５件のデータの馬は全てほとんど１、３着と
　　健闘しています。
　　つまり、不確定とはいえ、連対（もしくは３着）する確率も少なくはないのです。
　　また、仮に連対しても配当が安く、割に合わない馬券だということです。
　★この様な馬が１番人気のレースは他に余程強力で確信のもてる穴馬がいない場合
　　以外は見送って、傍観者としてレースを楽しんだ方が無難でしょう！
　　しかし、今回は「活用講座」ですから、先を続けましょう！

　・�Mエアデジャブー
　　「トータル回収状況」の各数値は�Oよりも良くありません。
　　「該当件数」は１０件と少し増えましたが、十分とは言えません。
　　この馬もせいぜいヒモ（相手）止まりです。

　・�Qマックスキャンドゥ
　　「トータル回収状況」の単勝以外の「回収率」「回収指標」がこれまでの２頭より
　　良くなっています。
　　なにより、「該当件数」は５０件とそれなりの件数になり、「回収指標」の数値が
　　増加したことが信頼度の向上を表しています。
　★オッズにもよりますが、買うならこのタイプの馬からの馬連か、複勝です。

　・�Eエリモエクセル
　　なんと今回使用している予想ファクターである「多田」「松田」「水島」「本紙」に
　　関してはマックスキャンドゥと全く同じです。
　　困った状況になりました。
　　この場合の結論は総評の中で述べたいと思います。

６．総評
　　このレースは私の結論としては見送り又は遊びのレースです。
　　長期的なトータル収支を追求するなら、見送った方が良いでしょう。
　　それはデータ王Ｊｒ．のヘルプ（「基本的な使い方」−「的中率と回収率の検証」）
　にある「特記事項」＋「前走」で最終的に示されたくらいの評価（「トータル回収状況
　」）以上の馬をコンスタントに狙うのがベストだと考えるからです。
　　ただし、Ｇ１＆牝馬クラシックともなれば参加したいし、そのための多少の馬券損は
　許せるという方は遊びと割り切った上で�Qマックスキャンドゥ又は�Eエリモエクセルの
　どちらかの馬連か、複勝をお勧めします。
　　両馬は上記５で比較した通り、まったく同じ「トータル回収状況」でこの段階では
　甲乙つけがたい状況です。

７．付録
　　次に付録として、この２頭のうちどちらを選択すべきかのヒントをいくつか
　ご紹介しましょう。
　・「コンピ馬番」の値は�Qマックスキャンドゥが３位、�Eエリモエクセルの４位にも
　　かかわらず、単勝人気ではそれ以上の開き（�Eは７番人気？）があり、旨味がある。
　・予想ファクターを「多田」「水島」「本紙」「コンピ馬番」に変えて両馬の値を
　　入力し、「予想実行」した後の「トータル回収状況」を比較してみて下さい。
　・�Qマックスキャンドゥに血統的な距離適性に疑問の余地がある？？。
　・オークスの過去のデータでは３枠、７枠が来る可能性は高い。
　以上の理由から、あえて買うなら�Eエリモエクセルの複勝、又は上位４〜６頭への
　馬連流しでしょう！

８．結果
　馬連 ０６−１４　２３００円　　複勝　６　３００円

　余り自信をもってお勧め出来るレースではありませんが、結果としては的中しました。
★この様にいつも上手くいくわけではないので、「見送る勇気」も忘れないで下さい。
　全て１００円で均等に投資した場合の回収結果は以下の通りです。
　（見送り）　（複　勝）　（馬連６点）　（複勝＋馬連６点）
　　　０円　　＋２００円　＋１７００円　＋１９００円
　　±０％　　＋３００％　　＋３８３％　　＋３７１％

それでは、残り３レースを同様の方法で簡単に見てみましょう！
１１レースのオークスを参考にご自分でもシミュレーションしてみて下さい。

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♪５／３１（日）東京　７レース　ガーベラ賞

　�Aアイリッシュリネンはややデータ不足だが文句無しの軸馬。
　　ただし、左まわりコースは？で、このケースは武豊騎乗も手伝って人気がかぶり
　　気味。
　　特にコンピの値が一頭抜けている時、思わぬ穴馬台頭もある。
　�Fランスルーザターフは相手候補。
　�@ジェンツスマイルは不要（切り）又は押さえ迄。
　�Bエイシンビンテージは押え。
　※�Iジェイズブギーは人気はないが�@を切っても押さえた方が良いでしょう。
このケース、買いか見送りか微妙。
★迷った時は見送りが得策。
　買い目：�A→�F、�B、�I、�E、�D　（�@）
　結　果：×不的中　馬連 ０７−１０　７５１０円（収支　−５００円、−５００％）

○-------------------------------------------------------------------------○

♪５／３１（日）東京　８レース　秋川特別

　�Hカネショウテュータはデータ不足だが不気味。
　�Kシルキーブラストもデータ不足。
　�Eホッカイアトラスは軸候補。
　�Cユニオンヒルは押え。
　※オークス同様、１（２）番人気がこのパターンの時は見送りが得策！！
あえて買うなら以下の通り。
　買い目：�E→�H、�K、�C（又は�Eの複勝）
　結　果：×不的中　馬連 ０９−１２　　４１０円（収支　−３００円、−３００％）

○-------------------------------------------------------------------------○

♪５／３１（日）東京　９レース　青嵐賞

　�Jトップラダーがダントツ（ややデータ不足ですが）の軸馬です。
　�Fタイビートは対抗の筆頭ですので、やや厚めに買っても良いでしょう。
　�Cセイカタイコウは押さえ程度。
　�Eアグネスハンサムは不要。（もちろん押さえても良いですが・・・）
例年のレースの傾向から言っても、上位馬どうしで素直に決まるとは思えない。
　買い目：�J→�F、�C、�B、�A、�@、�G（�Fのみ２００円、その他１００円、計７００円）
　結　果：★的中　　馬連 ０８−１１　２０２０円（収支＋１３２０円、　２８９％）

○-------------------------------------------------------------------------○

♪５／３１（日）東京　１０レース　フリーウェイステークス

　�Dホーネットピアスはヒモ（相手）止まり。
　�Eドゥーワップはデータ無し。
　�Fサンタフェトレイルは買い。
　�Hルミネッセンスデータ無し。
上位馬にデータ不足が多い為、連勝を狙うのは危険。
また、この様に中央の枠に人気馬が集中し、差のない混戦の時は内外枠にも注意。
軸が明確なら�F、�B、�J、�@を押さえること。�Aは不要。
私の場合、軸不在で通常なら見送りだが、ここでは述べないが「ある条件」を満たしている
ため�Fの複勝１点。
この「ある条件（理由）」を見つけた方はメールでも下さい。
　買い目：�Fの複勝（７００円）
　結　果：★的中　　複勝 　７　　　　　２５０円（収支＋１０５０円、　２５０％）

◆トータル収支

５／３１
　　　　（見送りレースあり）　　　　（とにかく買い）
　　　　　投資額　払戻額    　投資額　　払戻額
　７Ｒ　　　　　０　　　　　０　　　　５００　　　　　０
　８Ｒ　　　　　０　　　　　０　　　　３００　　　　　０
　９Ｒ　　　７００　　２０２０　　　　７００　　２０２０
１０Ｒ　　　７００　　１７５０　　　　７００　　１７５０
１１Ｒ　　　　　０　　　　　０　　　　６００　　２３００
　計　　　１４００　　３７７０　　　２８００ 　６０７０

収支＋２３７０円　＋２６９％　＋３２７０円　＋２１７％

今回は総体的に上手く行き過ぎた感もありますが、やはり
（見送りあり）の方が地味ではあるけれど回収率は上回っております。
また、今回の手法は簡便性を追求する為、人気上位馬からの馬券が中心となります。
従って、低配当の場合も多くなりますので、レースとヒモ（相手）の選択を
心がけた方が良いでしょう。
軸馬がダントツ人気でなければ、複勝、枠連も上手く使って無駄な投資を
避けて下さい。

◆その他

全レースはチェックしていませんが、５／３０の東京５Ｒは
ヘルプ（「基本的な使い方」−「的中率と回収率の検証」）で紹介したパターンの
該当レースで、結果は見事１着でした。

今後も時間の許す限り、１〜２週間に１回はこの講座をフォローしていく所存ですので
ご質問等ありましたらメールをお願い致します。メール送信→

★今回使用した使用方法を「ＤＪ１」と命名して終わりにしたいと思います。
お疲れ様でした。

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