いんちき作曲講座(工事中)

まえがき

メロディは、いろいろと浮かんでくるけど、曲としての構成を考えたり、伴奏をつけたり、いろいろやってみたいですよね。楽器は弾けるけど、作曲は苦手という人もいたりするようです。私は楽器は下手で、自動伴奏キーボードがちょっと弾けるという程度と、パソコンのMIDIシーケンサーソフトをつかって作曲の「お遊び」をしたりする程度ですが、その作曲「遊び」の傍ら、ちょっと「音楽理論」の勉強(笑)をしたりして、作曲「遊び」に応用する事もあります。それは私にとっては興味深い「発見」でもありました。

これから始まる講座(?)は、そういった私が興味を持った、「音楽理論」の話です。初心者向けの内容ですので、気楽な読み物として楽しんでいただければ幸いです。

  1. 主要3和音
  2. コード進行
  3. 終止形
  4. 短調について

主要3和音

ふつうのメロディに伴奏をつける場合、和音(コード)による伴奏をつけますね。ギターの弾き語りにしろピアノで演奏する場合でも、和音をつけますね。世の中の数ある名曲はさまざまな伴奏がありますが、基本的にここで使われる和音は3つあればOKです。
あるメロディをあなたがつくったとします。元は鼻歌でもいいし、声を出して歌ってみる。まずあなたがやっていただくことは、それを自動伴奏などのできるような電子キーボードでもピアノでも弾いてみることです。右手でメロディを弾きます。このとき注意するのは白鍵だけで演奏します。黒鍵を使うのはとりあえず禁止(笑)です。ようするにハ長調(Cメジャー)でメロディをつくります。
出来るようになったら、和音をつけます。音はド、ミ、ソの和音と、ファ、ラ、ドの和音、ソ、シ、レの3種類だけです。あなたが白鍵で弾いたメロディは大抵このどれかの和音と合うはずです。

大抵の簡単なポップス、童謡、簡単なクラシック系音楽はこの三個の和音の伴奏で演奏できてしまいます。ピアノでの演奏はきれいなものにするのが難しいのですが、自動伴奏付きの電子キーボードなどは、かっこいい伴奏を簡単につけてくれるので、まずあなたが覚えるのは、この3つの和音(コード)です。
これは、どういうものかというと。ハ長調の音階の音に、それぞれ3度5度音程の高い音を重ねて和音を作ったものです。


これは、音階上の音を使った和音ということで、ダイアトニックトライアドというそうです。このうち、ド、ファ、ソを主音とする和音がもっとも重要で使用頻度が高いものです。その3つを、

Cコードを トニック
Fコードを サブドミナント
Gコードを ドミナント

とよびます。
音楽的な機能としては、

トニックは、安定感
サブドミナントは、不安定感
ドミナント 緊張感があり、安定感(トニック)へ移ろうとする傾向

があります。


コード進行

前掲の、トニック、サブドミナント、ドミナントは、和声上の機能として楽曲の中で、いれかわりたちかわり必ず現れて、楽曲の流れを示します。それには、基本的な法則があります。

  1. 必ず、トニックで始まる。
  2. トニックから、サブドミナント、ドミナントへはいける。
  3. サブドミナントから、トニック、サブドミナントへはいける。
  4. ドミナントから、サブドミナントへはいけない。
  5. トニックで必ず終わる。

図に表すとこうなります。

前述のとおり、ドミナントは、トニックへ進行したがります。それを無視して、サブドミナントへいこうとすると、とても、違和感のある流れとなります。したがってこういう進行を禁則進行といいます。普通は、やってはいけないこととされています。まったくないわけではないのですが、実際に弾いてみるとわかるのですがコードをG→Fと弾いてみるとちょっと違和感がありませんか?これについては、詳しく後述します。


終止形

音楽は、かならずトニックではじまりトニックにおわります。音楽の終わり方にはなぜか2種類しかありません。

ドミナントからトニック    これは「終わったぁ〜」という感じがするもの 全終止といいます。     
サブドミナントからトニック これは一区切りついたかなという程度のもの 変終止といいます。

これだけです。でないと、終わった感じがしないのです。不思議ですね。ドミナントやサブドミナントで終わると、単に演奏中断しているように聞こえます。こういう曲は普通ありません。
全終止は、満足感の大きい終わり方です。ほとんどの楽曲が採用しています。ここまでくると同じ曲(主題)を繰り返すか。別の曲にするか、演奏を完全に止めるかのどれかだと思います。変終止は、そのあとのづづきを予感させるもので、まだ何かやりたい事があるときにお勧めです。

変終止で終わる曲というのは、終わった感じが少ないので、これを効果的に使うと、繰り返し聞きたくなるような名曲ができるかもしれません。


短調について

 何から書こうかなぁ(笑)

つづく


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