TERRA CIELO MARE /テッラ・チエロ・マーレ
TERRA CIELO MAREは、Emilio Fontana(エミリオ・フォンタナ)とGiorgio Lattuada(ジョルジオ・ラトゥアーダ)が2001年に設立し、
2002年にファーストコレクションを発表したイタリア・ミラノのLa.Fo.Ce社(ラフォーチェ社)で開発・製造を行うブランドです。
ラフォーチェ社は1973年より高級スイス製腕時計のイタリア国内ディストリビューターを務めています。
大地の意を持つTERRA、空の意を持つCIELO、海の意を持つMAREの3レンジにコレクションが分類され、それぞれの要素で活躍する人々の
パートナーとなる腕時計を製造しています。
これらのコレクションは定番コレクションとして常備されるコレクションで、新作はすべてリミテッド・エディションとして発表されていきます。
1. SMOKEY JOE スモーキー・ジョー
自動巻・ETA/Cal.2824PVD・ガンメタリックケース・5気圧防水
世界限定300本・ケース径47mm
完売
1937年3月13日、Daytona Beach(デイトナ・ビーチ)。
イタリア系アメリカ人バイクレーサー、"Smokey" JoePetrali(愛称;スモーキー・ジョー)が、
HarleydavidsonのKnuckleheadエンジンでスピードの世界最速記録を塗り替えた。
到達したスピードは、219.160km/h(11年間記録は保持された。)
彼はその後もアメリカのレースで70勝という輝かしい経歴を残し、後の若きレーサーがこぞって彼の後を追った。
そして、1992年にその功績をたたえられ、RaceingHall of Fame(レーサーの殿堂)入りを果たす。
愛称のスモーキーは、彼が残す砂埃の雲を表している。
TERRA CIELO MAREは、彼をたたえるSMOKEY JOE(スモーキー・ジョー)を、
世界限定300本で製作した。通常時計の2時位置を正午にしてダイアルを傾け、
重量あるマシンを動かしながらも時刻の読みやすい仕様にし、バックケースには
彼の勇姿を刻印。回転インナーベゼルには、スピード計測に使用できるタキメーター表示インデックスを装備。
美しくポリッシュをかけたステンレス・スティール・ケースに、
HARLEY DAVIDSONのボディを思い起こさせるクローム色のPVD仕上げを施した。
生産終了・限定品につき最終入荷!!
裏蓋のスモーキー・ジョーの刻印
2. ORIENTEERING オリエンテーリング
自動巻・ETA/Cal.2824・PVDブラックケース・50m防水
方位表示インナー回転ベゼル・ケース径47mm
完売
TERRA
= EARTH 大地『遠くに行き過ぎるリスクを冒すことが出来る者のみ、
どれだけ遠くへ行けるかその限界を知ることが出来る。』―T.S.エリオット自分の限界に挑戦し、
ただ素直に冒険心にしたがって行動する人は、楽観的夢想家でありつつも堅い意志を有する。
テッラ・コレクションは、ファッションや時代、ライフスタイルに溶け込む都市の持ちうるエレガンスと、
本能的に冒険心を持つ人々に似合うコレクションである。
10時のリューズで方位表示が出来る本格アドベンチャーウォッチ!!
■方位ベゼルのご使用方法
1) 時計を水平に持ち、赤い時針の時刻を読みます。
2) インナー回転ベゼルリューズ(10時位置)を回し、ベゼル内側の5〜21のインデックスの
現在の時刻の数字(午前8時の場合は8、午後8時の場合は20)と、太陽が見える方角を合わせます。
3) インナー回転ベゼルのインデックスに示されているN(North;北)/S(South;南)/E(East; 東)/W(West;西)で、
おおよその方位を読み取ることが出来ます。
3. MANCINO マンチーノ
自動巻・UNITAS/Cal.6497・50m防水・ケース径47mm
¥129.000(税別)
クラウンが腕の動きを邪魔しないよう左側に配されたことから、名称は「マンチーノ」(左利き)である。
第二次世界大戦中に活躍した伝説のイタリア空軍戦隊12ウィング大佐ATTILIO BISEO(アッティリオ・ビゼオ)が艦隊の
シンボルとして用いた3匹の緑ネズミ(ソルチ・ベルディ)がルミノバでダイアルに描かれている。
ATTILIOBISEOはサヴォイア・マルケッティ SM.79(サヴォイア・マルケッティ社が開発した、
3基のエンジンを搭載したイタリア空軍の爆撃機。
元はレースの為に開発されたハイスピードの飛行艇。)を操り、1937年のニューヨーク-パリ間のレース、
そして1938年に大西洋横断記録飛行で速度記録を打ち立てた。
もともとレース機であった本機は1937年に予定されていたリンドバーグの大西洋横断飛行達成10周年を記念した
ニューヨーク〜パリ間飛行機レースに参加する事になった。このため、5機が真紅のレース機仕様に改造され、
SM.79CSと名づけられた。結局、このレースは中止になったものの続く
イストル〜ダマスカス〜パリ間飛行機レースに参加し、見事1-2-3フィニッシュを成し遂げ、表彰台を独占した。
この上位3機は更に長距離飛行用に改造の上SM.79Tと名づけられ、
1938年にローマ〜リオデジャネイロ間の大西洋横断記録飛行を行った。
ムッソリーニの息子ブルーノを含む6名のパイロットが乗り込んだ
「I-BISE」「I-MONI」「I-BRUN」3機は1月24日にローマを出発、
途中ダカールで給油の後リオデジャネイロに向かい、25日夜「I-BISE」、続いて「IBRUN」が無事到着した(「I-MONI」は途中プロペラ故障のため後れをとった)。
このときの記録はローマ〜リオ間9650kmを飛行時間24時間22分というものであった。
語れる時計、それが”TERRA CIELO MARE”です。
裏蓋の名機S79の刻印