スイスの名門ユニバーサルは、1894年スイス、ル・ロックルで創設しました。
創業者は時計史であるエミーユ・デコームとジョルジュ・ペレ。
ユニバーサル社は、特に複雑時計の製造を専門としていました。
1918年には拠点をル・ロックルからジュネーブに移転、
1934年にクロノグラフの名作として名高い”コンパックス””アエロ・コンパックス”、
”トリ・コンパックス”とシリーズを充実させ、クロノグラフの名門ブランドとしての地位を確立しました。
1937社名をユニバーサル・ジュネーブに改称した。
1955年小型ローター搭載の「マイクローター」は1955年に発表。
1966年には当時世界最薄の自動巻時計として登場したマイクローター Cal.66を開発しました。
この時計は、ユニバーサルジュネーブの代表的なモデル”ホワイトシャドー”です。
その中でも特に珍しいラージケース・ホワイトシャドーです。
ベルト幅はなんと22mmを採用!!
ほぼ、特注品と言えるぐらい生産数の少ない時計です。
こんな大きなホワイトシャドーは見たことないとは思いますが、
オーバルケースを採用しているので。大きさの割には装着感の良い時計です。
ムーブメントはCal.66で、2姿勢調整(準クロノメーター)のムーブメントを採用しています。
文字盤はオリジナルローマンで、これでもかのホワイトシャドー、オートマチック、ウルトラスリムの三段書き。
とにかく、ケース、ムーブメント、ダイアルに至るまでスペシャルで希少な時計です。
コンディションは、ほぼ未使用品と思えるくらい綺麗です。
アンティークウォッチとは思えないぐらいミントコンディションです。
レアで特別なホワイトシャドーです。
2姿勢調のCal.66
(ユニバーサル・ジュネーブ マイロローターの薄さの比較)
左側 500円硬貨 ユニバーサルムーブメント(文字盤付)
500円硬貨と並べて見ると、その薄さが判ると思います。
自動巻きでこの薄さ、ユニバーサルの技術の高さがうかがえます。
ここだけの話ですが、この精巧さのため、現在流通しているシャドーは近年完品が非常に少ないです。
表面上は問題なくても、かろうじて動いている時計とかも多いです。
特に駆動車付筒カナ等部品が壊れている場合が多く、使っているうちにどんどんムーブメントコンディションが
悪化する場合があります。
そのまま使用していると、高額な修理料金がかかる場合があります。
整備済で技術がある店(当店以外でも)での購入が理想の時計です