エルムおすすめのアンティーク・ベーシック 2


 


エルムおすすめのアンティークウォッチです。
当店のアンティークウォッチはすべて整備済み(オーバーホール)、
初心者でも安心してご使用できます。


ご注文前に必ず当ホームページ”アンティークウォッチについて”をご覧ください。
商品の詳細等はご不明の点は、メールもしくは直接当店にご連絡ください。





1. ユリス・ナルダン 
1960年代・手巻・ユリスナルダンチューンドムーブメント(アシールド改)
スクリューバック防水ケース・メダリオン・ケース径35mm

¥109.800(税込120.780円)       


ユリス・ナルダンは1846年スイス・ルロックル創業。
1862年にはロンドン万博で金賞受賞。

特に船舶用クロノメーターの分野でほぼ独占状態になるほど成功し、50カ国の海軍に納入された。
日本海軍にも多数が納入されました。
懐中時計分野でも超高級時計として非常に高い地位を得、1908年に嘉仁皇太子(後の大正天皇)も時計を購入しました。
セイコーが超高級時計「セイコーシャ・ナルダン型」を生産する際ユリスナルダンの製品をほぼコピーするほどの
技術力を誇っていました。

1940年代以降ユリスナルダンは、アメリカの市場を開拓すべく”ユリスナルダン・アメリカ”を創業し、アメリカ市場向けに
スイスクロノメーターとは別に、アメリカクロノーター検定協会認定としてのクロノメーターを開発しました。


アシールドムーブメントをユリスナルダンがスペシャルチューンした時計。
ベースムーブメントに耐久性の向上を図るために、保油機能を強化し
ナルダン独自にケービング仕上げに、GP仕上げを施した高級ムーブメントです。
アシールド社は1986年に、アドルフ・アシールドによって創業された、
時計ムーブメント製造会社です。
特にアラームムーブメントは有名です。
1970年代にETA社の傘下になりました。

ケースデザインはスクリューバック防水ケースを採用していながら、
当時としては薄型のケースを使用しています。
裏蓋には高級ラインの証であるメダルが施しております。

 
                              裏蓋のメダリオン     


 
                           強化され美しく仕上げされたムーブメント 





2. ゼニス / スクエアー防水ケース(コンプレッサー型)  
1968年・自動巻き・Cal.2542pc(クロノメーター対応・個体ナンバー06694455)
コンプレッサー防水ケース・星マーク防水リューズ・ケース径31*31mm
¥148.000(税込¥162.800)

スイスの名門”ゼニス”の時計です。
この刻印から1968年ごろの製造と考えられます。
ムーブメントは、ゼニスCal.2542pcに、クロノメーターでも流用できるようにか、
もしくは管理の為なのか個体識別ナンバーを刻印しています。

スイスのEPSA社が開発した角形防水ケースを採用しています。
角形の時計の防水は、丸形の時計と違い技術的には難しい形状です。
それを克服に成功したのが、コンプレッサー型です。
しかし構造が複雑なため、高級時計メーカー(IWC、オメガ、ユリスナルダン等)
などごくわずかなブランドしか採用されませんでした。

貴重な角形コンプレッサー型防水ケースの貴重な時計です。

 
                     個体識別ナンバー付きCal.2542pc 

 
                   星マーク(ゼニス純正)の防水リューズ

 ムーブメント形状にくり抜いてあり、巻き芯用のシャフトが付いています。



(角形防水のケース構造)



ラグと一体になった1と、風防ガラス2、パッキン3、裏蓋4からなる
複雑な防水ケース構造。






3. IWC / インターナショナル・ウォッチカンパニー  
1960年代・自動巻き・Cal.8541(ハック無)・スナップバック防水ケース
魚マーク防水リューズ・ケース径35mm
IWC刻印ビンテージ卷ブレス(ケースを含むブレス長約18.5Cm)

¥179.800(税込¥197.780)

スイスの名門”IWC”の時計です。
この機械はムーブメントナンバーから1967年ごろの製造と考えられます。
さらに、IWCの特徴的な日付早送り機能付き。
ケースはIWCのスナップバック防水ケースを採用しています。
ブレスはゲイフレア製ではなく、WT製のIWC対応オールドブレスです。

コンディションは文字盤の経年劣化も少なく、ケース、
ムーブメントすべてにおいて
ミントコンディション!!
一見アンティークウォッチとは見えない美しい時計です。

とにかく、美しいIWCです!!


 
                                 初期型IWC Cal.8541

  
魚リューズ                                 オールド卷ブレス






4. ロンジン    
1950年代・手巻・Cal.23ZSD・日付・スクリューバック防水ケース
ケース径35mm

¥109.800(税込¥120.780)


スイスの名門”ロンジン”の時計です。
1952年に開発した名機Cal.23Zをベースとして、
1957年に日付表示を付加したCal.23ZSDです。
このCal.23ZSDは生産期間が短く、数あるロンジンのムーブメントの
中でもとても希少なムーブメントとされています。
出車のルビーの受け石や各受け石をシャトン止めを配置するなど、
高級な構造を持っています。
日付表示は同年代の、IWCやパテックなどにも採用されている
文字盤の内側に寄っているいかにも、時代を感じさせるデザインです。

コンディションはケース、文字盤、ムーブメントに至るまで
オリジナル状態を保っています。
コンディションはとても良い状態と言えます。

数あるロンジンの中でも、特に希少性の高いCal.23ZSD。

アンティークウォッチファン、おススメの時計です。

 
                      希少なムーブメントCal.23ZSD





5. モバード / ゼニス  
1970年代・ミュージアムウォッチ・手巻き・Wネーム・ゼニスCal.1730系
GPケース・ケース径約32mm
売約済

モバードの1970年代の歴史的名品”ミュージアムウォッチ”。
ネイサン・ジョージ・ホーウィットがデザインしたこの腕時計は、
従来の時計デザインにとらわれないことで、

時計の歴史においてこれ以上ないインパクトで発表されました。
比類なきデザインはそれ以降の時計デザインを、一変させてと言って過言ではありません。
この文字盤は、ニューヨーク近代美術館
(MoMA)
で認められ、常設展示コレクションに選ばれるとともに、
永久収蔵され近現代美術の傑作であると証明されました。
現在でも、復刻されてモバードの主力商品の一つとなっています。

この傑作腕時計を作ったモバードは、1905年創業のスイスの名門で、
ロンジン、ユニバーサル・ジュネーブなどとクロノグラフ御三家ともいわれるほど
特に自社ムーブメントは高い評価を受けています。
1960年代からモバード社は、同じくスイスの名門ゼニス社と協力関係性を強くし、
1970年代になるとほぼ統合するような形になりましたが、ほどなくしてその関係も
解消状態になりました。
現在はモバードもゼニスも全くの別会社になっています。

この時計は1970年代の僅かの期間しか存在しない”ミュージアムウォッチ”で、
モバード、ゼニスのWネームの希少な時計です。
しかも、希少性の高いレッドミュージアムウォッチです。
モバードの時計ですが、文字盤、リューズ、ケースにゼニスの表記があります。
ムーブメントもゼニスCal.1730系を採用しています。
ほぼ、ゼニスのモバード”ミュージアムウォッチ”です。

コンディションは、文字盤の経年劣化もほとんどなく、
ほぼ未使用の状態です。

時計のマスターピース”モバード・ミュージアムウォッチ”!!
しかも、ゼニスとのWネーム+レッドダイアル。


 
                               ゼニス社製ムーブメント

 モバード、ゼニスのWネーム表記





6. オメガ / シーマスターデビル 
1960年・自動巻・Cal.565・デイト・ワンピース防水ケース
ケース径35mm
¥88.000(税込96.800円)   
イスの名門”オメガ”の時計です。
そのオメガを代表するシーマスターです。
1960年に防水時計にエレガントな要素を強調したのが
シーマスターデビルです。
特徴はケースの構造で、この時代の他のシーマスターは
スクリューバック防水ケースを採用していますが、
シーマスターデビルはワンピース防水ケースを採用しています。
このことで薄型の防水ケースを可能にした時計です。
ムーブメントはCal.565。
1959年開発のCal.550をベースにしたムーブメントで、
その後のオメガの主力のムーブメントの一つです。
美しく赤メッキされ、テンプにはスワンネックを採用したムーブメントです。

薄型のケースを採用し、ブラックダイアルにクロスライン。
他のシーマスターでは考えられない夜光のない針と文字盤。
ドレスウォッチを主張する為あえて入れていません。

針、文字盤、ケース、ムーブメントともコンディション。

とにかく綺麗で普段使いできる
実用的なアンティークウォッチです!!

 
                          美しい仕上げのCal.565 





7. ロンジン / コンクエスト   
1960年代・自動巻・Cal.291・日付・スクリューバック防水ケース
ケース径36mm

¥99.800(税込109.780円)  

スイスの名門”ロンジン”の時計です。
1958年に開発した名機Cal.291搭載した時計。
この当時はオメガ社高級自動巻腕時計が高い評価を受けていました。
ライバルであるロンジン社はその後塵を拝している状態であり、
オメガを上回る高級時計を計画しました。
オメガをすべての部分で凌駕するために、
Cal.290系ムーブメントが開発されました。
コンセプトは防水時計に高性能ムーブメントし、同社の頂点に立つ時計です。
搭載の新設計Cal.290系は、オメガ社に倣って振動数を5振動から
5.5振動(ロンジン初)に設定し、
ルビーの数も通常の17石から24石にアツプグレード。
2つのレバーを持つツメ車を採用したことによって、
圧力を分散しコハゼバネの耐久性を向上。

IWCなど一部の高級ムーブメントが採用しているセンターローター受けにルビーを配していて
まさに、技術レベルでの良いとこどりをした、ロンジン社こん身のムーブメントです。
ロンジンはこのムーブメントを、コンクエストやレジェントダイバーなどの限られた上級機用として生産し、
下位(アドミラル、ウルトラクロン等)のラインには全く違う構造のムーブメントを用意していました。
残念ながら1960年代中盤以降、コストの関係から専用ムーブは廃止されました。
かつてロンジンのは凄い時計メーカーだったのです。

この時計は1960年代初期の”コンクエスト”になります。
上記の通り搭載Cal.291の最終型(、ローターの形状が初期型と僅かな違い)、
スクリューバック防水ケースを採用しています。
文字盤はシンプルなバーインデックスで、若干の経年劣化はありますが
アンティークとしてはとてもいい状態です。
針は初期のコンクエストで多く見られる、ドルフィンハンドを採用ています。
ケースデザインは1950年代のロレックスでお馴染み、
ボンベイケース(にひねりを入れたようなラグ)です。
機械の状態もよく、約60年前のとは思えないコンディション。


 
                              美しい構造のロンジン製Cal.291





8. CAMY 
1960年代・手巻き・金張り・ETA/Cal.2408・スクリューバック防水ケース
バヨネット式ベゼル・1ケース径約31*31mm

¥49.800(税込54.780円) 

スイスの”CAMY”の時計です。
CAMY社は1870年ごろに創業した老舗時計メーカーでした。
残念ながらスイスを襲ったクォーツショックを乗り切れ
ずその歴史は終了しました。
その後、経営を引き継いだ”レイモンド・ウィル”によって、
時計ブランド”レイモンド・ウィル”としてブランドがに引き継がれました。
アンティークマニアでは知る人ぞ知るブランドです。
同社は1970年代の経営難から、ほかのスイスブランド同様
比較的安価な時計も一時作りました。
今日でもその時代の時計を見かけます。
しかし、CAMYはそれ以前は高級時計でした。
現に同社の時計に搭載するムーブメントは、
数多いスイスブランドの中でも
高級なムーブメントを採用していました。
例えばフェルサCal.69(ユリスナルダン・クロノメーター、ブライトリング等)
などです。
また、同社はスクエアータイプの防水時計も得意として、
当時は数少ない角形防水時計を販売していました。

この時計は1960年代のCAMYが、
高級な時計メーカーだった頃の時計です。
ムーブメントはETA/Cal.2408です。
このCal.2408は、ETA/Cal.2400(チュードルオイスターなどが採用)に
デイトジャスト構造を付加、さらに1時に位置に日付をつけるために
専用ディスクを搭載した時計です。
ほとんどこの時計の専用ムーブと言っても良いのでは。
金張りケースの防水ケースに裏蓋のメダリオン(同社の高級品用)。
バヨネット式ベゼルを採用した時計です。
ダアイルデザインは、あの”ドクサ・グラフィック”を思わせるデザイン。
針は高級なドルフィンハンド(ここがドクサ・グラフィックはバーハンド)。
コンディションは
デイト表示はレッドという念の入れようです。
コンディションはブラック文字盤はほとんど経年劣化がなく、
針やケースも使用感はありますがとても良い状態です。
ムーブメントもとても良い状態が保たれています。

この時代の隠れたスイスの高級時計です。

 
                            裏蓋のメダリオン

 デラックスなCal.2408













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