エルムおすすめのアンティーク・ベーシック 3




エルムおすすめのアンティークウォッチです。
当店のアンティークウォッチはすべて整備済み(オーバーホール)、
初心者でも安心してご使用できます。


ご注文前に必ず当ホームページ”アンティークウォッチについて”をご覧ください。
商品の詳細等はご不明の点は、メールもしくは直接当店にご連絡ください。






1. ユニバーサル・ジュネーブ / ホワイト・シャドー 
1970年代・マイクロローター自動巻き・Cal.66-2(2姿勢調整準クロノメータ級)
ケース径約35mm・純正ブレス(フリーサイズ)
売約済
スイスの名門ユニバーサルは、1894年スイス、ル・ロックルで創設しました。
創業者は時計史であるエミーユ・デコームとジョルジュ・ペレ。
ユニバーサル社は、特に複雑時計の製造を専門としていました。
1918年には拠点をル・ロックルからジュネーブに移転、
1934年にクロノグラフの名作として名高い”コンパックス””アエロ・コンパックス”、
”トリ・コンパックス”とシリーズを充実させ、クロノグラフの名門ブランドとしての地位を確立しました。 
1937社名をユニバーサル・ジュネーブに改称しました。
1955年小型ローター搭載の「マイクローター」は1955年に発表。
1966年には当時世界最薄の自動巻時計として登場したマイクローター Cal.66を開発しました。

この時計は、ユニバーサルジュネーブの代表的なモデル”ホワイトシャドー”です。
この時計はCal.66-2を採用しています。
Cal.66はムーブメントの厚みはわずか2.5mm。
特質すべき厚みのムーブメントです。
そのCal.66に2姿勢調整を施したスペシャルチューンムーブメントを搭載。
デザインは時計の名匠”ジェラルド・ジェンタ”です。
文字盤はホワイト・ローマンダイアル。

数あるシャドーの中でも特別な一本です。

アンティークウォッチとは思えないぐらいミントコンディションです。


 

   
極薄ケース                       純メッシュブレス

 
 ユニバーサルCal.66-1の機能美  左側 500円硬貨    ユニバーサルムーブメント(文字盤付)

500円硬貨と並べて見ると、その薄さが判ると思います。
自動巻きでこの薄さ、ユニバーサルの技術の高さがうかがえます。

ここだけの話ですが、この精巧さのため、現在流通しているシャドーは近年完品が非常に少ないです。
表面上は問題なくても、かろうじて動いている時計とかも多いです。
特に駆動車付筒カナ等部品が壊れている場合が多く、使っているうちにどんどんムーブメントコンディションが
悪化する場合があります。
そのまま使用していると、高額な修理料金、もしくは修理不能になる場合があります。

整備済で技術がある店(当店以外でも)での購入が理想の時計です






2. ユニバーサル・ジュネーブ / ポールルーター 
1960年代・マイクロローター自動巻・Cal.69-1・日付
スクリューバック防水ケース・ねじ込みリューズ・ケース径約35mm


¥149.800(税込164.780円)  

スイスの名門ユニバーサルは、1894年スイス、ル・ロックルで創設しました。
創業者は時計史であるエミーユ・デコームとジョルジュ・ペレ。
ユニバーサル社は、特に複雑時計の製造を専門としていました。
1918年には拠点をル・ロックルからジュネーブに移転、1934年にクロノグラフの名作として
名高い”コンパックス””アエロ・コンパックス”、
”トリ・コンパックス”とシリーズを充実させ、クロノグラフの名門ブランドとしての地位を確立しました。 
1937社名をユニバーサル・ジュネーブに改称した。
1958年小型ローター”マイクローター”を発表しました。

ポールルーターの名前は1954年11月15日に就航したスカンジナビア航空(SAS)の
Copenhagen~NewYork間北極ルート(North Pole route)に由来します。
当時、ユニバーサルの時計はSASの公式パイロットウォッチに採用されていました。
冷戦時代は西側諸国の飛行機はソ連(当時)のシベリア上空を飛ぶことは
出来ず遠回りして北極上空を飛んでいたのです。
これは1991年10月30日にシベリア上空が開放されるまで続きました。


この時計は1960年代に開発されたマイクロローターCal.69-1を搭載した”ポールルーター”です。
今日、マイクロローターといえば”パティック・フィリップ”、”ピアジュ”など超高級メーカーのみ
採用する超高級自動巻構造です。
数あるポールルーターの中でも珍しいスクリュー式防水リューズを採用したモデルです。
ダイバーウォッチやロレックスなどに採用されていまが、
ユニバーサルジュネーブでは稀な時計です。

希少な特殊リューズのポールルーターです。

コンディションは、ケース裏蓋に使用感がありますが、
文字盤、ムーブメントなどは目立った経年劣化もなく、
とても良い状態です。

近年ポールルーター流通量が少なくなっていて、コンディションの良いものは年々入手困難です。


  


 
                          美しい仕上げのCal.69-1





3. ミネルバ / ピタゴラス ミリタリー 
1950年代・手巻き・Cal.49・スクリューバック防水ケース
ケース径約33mm

¥149.800(税込164.780円)                          
ミネルバは1858年創業の伝統的なスイスの機械時計メーカーです。
少数の技術者が昔ながらの伝統的な工具を使用して丁寧な時計作りを行っていました。
伝統的な手法によって丁寧な製品作りを行うスイスの数少ないメーカー’と高評価を受けています。
ミネルバ社は時計王国スイスでも数少ない、ムーブメントまで完全に自社で生産するメーカーでした。
過去から現在にいてるまで、コンプリートメーカーといえるブランドはスイスでも少数です。


そのミネルバ社の、Cal.49通称ピタゴラスです。
Cal.49はスモールセコンドの、Cal.48をセンターセコンド化したムーブメントです。
ピタゴラスとは、そのムーブメントの鋭角的なブリッジ構造と、
三平方の定理(ピタゴラスの定理)をもとに開発されたことから呼ばれた名称です。
文字盤とケースはミリタリータイプの、ミネルバでは珍しくオーラアラビア夜光文字盤と、
スクリューバック防水ケースを採用したいます。

コンディションはアンティークとしては、文字盤も経年劣化もいい感じです。

ミネルバは生産数が少なく、残存本数が少ないとされています。
この機会に希少なミネルバ”ピタゴラス”をどうぞ!!

 


 
三平方の定理に基づいて設計された長い時計の歴史でも稀な、黄金比率ムーブメント”ミネルバCal.49”

(注意)
当店は、もともとはミネルバの正規取扱店です。
現在、市場に出回っている多くの3針のミネルバの時計の中には、偽物も多く混じっています。
文字盤、ケース、ムーブメントに刻印を配した精巧なものまである状態です。
ミネルバ社も、社外ムーブメントを採用した時計もわずかながら存在しますが、
偽物はミネルバ社と縁もゆかりもないムーブメントを使っています。
残念ながらミネルバの時計は、スイス時計の中でも偽物の多いメーカーの一つになってしまいました。
もちろん、当店の時計は本物のミネルバです。





4. オメガ / シーマスター30 
1960年代・手巻き・Cal.269・スクリューバック防水ケース
ケース径約34mm
¥129.800(税込142.780円)   
スイスの名門オメガのアンティークです。
シーマスターお中でも珍しい、手巻きのスモールセコンド。
数あるオメガの時計の中での名機の誉れ高い30mmキャリバーの、
Cal.269搭載のシーマスター30
ケースも専用のCal.269に合わせて、スクリューバック防水薄型の
ケース(裏蓋にシーライオンの刻印)を採用しました。
Cal.269(1963年生産終了)は、1939年開発のCal.260シリーズの最終型です。

Cal.260系に出車をつけたものが、センターセコンドのCal.280系になります。
これら30㎜キャリバーが名機といわれるのは、このムーブメントをベースとして
クロノメーターコンクールでの活躍があったからです。
オメガは競技に当たって特別なムーブメントではなく、市販の30mmキャリバーを
チューニングして見事優勝し、このムーブメントは名機の称号をえました。

”シーマスター30”とはCal.269(30mmキャリバー)を搭載した
手巻きのシーマスターのことを指します。
この時代的すでにセンターセコンド、自動巻きが主流、
スモールセコンド・手巻き・防水ケースは少数派でした。
数あるシーマスターの中でも希少な時計といえます。

コンディションは文字盤やケースに若干の経年劣化がありますが、
ダイアルの焼け具合は正に正統アンティークらしく良い雰囲気を出しています。
ムーブメントは写真と通り、腐食や変色もなく美しい状態で保たれていて
これが50年以上前の物とは見えません。

伝説の名機30mmキャリバー!!
この機会にどうぞ!!


 
                                        美しい仕上げのCal.269





5. ロンジン / コンクエスト   
1950年代・自動巻・Cal.291・日付・スクリューバック防水ケース
メダリオンバック・ケース径36mm

¥108.000(税込118.800円) 
 

スイスの名門”ロンジン”の時計です。
1958年に開発した名機Cal.291搭載した時計。
この当時はオメガ社高級自動巻腕時計が高い評価を受けていました。
ライバルであるロンジン社はその後塵を拝している状態であり、
オメガを上回る高級時計を計画しました。
オメガをすべての部分で凌駕するために、Cal.290系ムーブメントが開発されました。
コンセプトは防水時計に高性能ムーブメントし、同社の頂点に立つ時計です。
搭載の新設計Cal.290系は、オメガ社に倣って振動数を5振動から5.5振動(ロンジン初)に設定し、
ルビーの数も通常の17石から24石にアツプグレード。
2つのレバーを持つツメ車を採用したことによって、圧力を分散しコハゼバネの耐久性を向上。

IWCなど一部の高級ムーブメントが採用しているセンターローター受けにルビーを配していて
まさに、技術レベルでの良いとこどりをした、ロンジン社こん身のムーブメントです。
ロンジンはこのムーブメントを、コンクエストやレジェントダイバーなどの限られた上級機用として生産し、
下位(アドミラル、ウルトラクロン等)のラインには全く違う構造のムーブメントを用意していました。
残念ながら1960年代中盤以降、コストの関係から専用ムーブは廃止されました。
かつてロンジンのは凄い時計メーカーだったのです。

この時計は1950年代後期の”コンクエスト”になります。
上記の通り搭載Cal.291で、スクリューバック防水ケースを採用しています。
文字盤はシンプルなバーインデックスで、若干の経年劣化はありますが
アンティークとしてはとてもいい状態です。
針は初期のコンクエストで多く見られる、ドルフィンハンドを採用ています。
ケースデザインはシンプルでいかにもアンティークですが、
裏蓋には最高級時計の証、高級仕上げのメダルをメダルを配しています。
裏蓋にメダルを入れるのはロンジンだけでなく、オメガやグランドセイコーなど
時計メーカーの限られた最高級品のみに付けられていました。
しかし、コンクエストのような手間とコスト(せいぜい金メッキぐらい)を
かけた時計は類を見ません。

機械の状態もよく、約60年前のとは思えないコンディション。


 
                                  美しい構造のロンジン製Cal.291


他社では見られない凝ったメダリオン





6. ロンジン / アドミラル  
1970年代・自動巻・Cal.505(レコード社Cal.1955チューン)
スクリューバック防水ケース・ケース径約35mm

¥59.800(税込65.780円)                                              


スイスの名門”ロンジン”の時計です。
アドミラル(提督)。
ロンジンの時計では中核をなす時計です。
コンクエスト(征服)、フラッグシップ(旗艦)、アドミラル(提督)シリーズの一本です。
ロンジンは軍用時計多くの軍隊に納入していたので勇ましい名前です。
アドミラルは、オメガでいうところのシーマスターです。
派生モデルに手巻、自動巻、クロノメーター、ダイバー、クロノグラフ、クォーツなどバリエーション豊富。
これも、シーマスターに似ています。

この時計は1970年代の”アドミラル”です。
使用ムーブメントCal.505です。
レコード社Cal.1955を改良したムーブメントがロンジンCal.505になります。
レコード社は、1903年創業のスイスの名門時計会社でした。
1930~40年代にかけては軍用時計の分野では、ロンジンのライバルとしても有名で、
1950年代以降はトリプルカレンダームーンや、クロノグラフなど複雑時計のメーカーとしても
名を馳せました。
特に、トリプルカレンダームーンフェイスクロノは、海外のオークションではとんでもない
値段が付いたこともあります。
レコード社は1960年代にロンジンに傘下に入りました。
その関係からCal.505は生まれました。
1960年年代にはロンジンの時計は、自社の開発ムーブメントを採用していましたが、
1970年代に入るとクォーツショックなどで、会社の経営が苦しくなり同業他社のように
ETA社のムーブメント(Cal.2671)を採用するようになりました。
ただ、どうしても自社の技術にこだわりたいロンジンは、傘下のレコード社のCal.1955を
採用することにしました。
Cal.1955はレコ-ド社開発の自社ムーブメントで、5.5振動のロービートのムーブメントです。
設計自体は1960年代初頭ムーブメントと思われ、汎用性も高く優れたムーブメントと言えます。
その後、ロンジンは本格的にETAのムーブメントを採用したことから、
Cal.505採用の時計は時代的に短期間しか生産されませんでした。
デザインが同じでも”アドミラル”がETAムーブメントを採用していることからも伺われます。

コンディションは文字盤に若干の経年劣化はありますが、
ケース、ムーブメントを含めて全体のコンディションはとても良い状態だと思います。
実用使いができるアンティークウォッチです。

貴重なCal.505をこの機会にどうぞ。

 
                   ロンジンチューンドCal.505(レコードCal.1955)


(当店所有のレコードウォッチ)

  
当社所有のレコードCal.1955     ロンジングループのタグ        1948年バーゼル出品時のポスター




6. ロイス / MSR   
1970年代・両面スケルトン・自動巻き・MSR/Cal.T5(スペシャルチューン)
スクリューバック防水ケース・ケース径36mm

¥59.800(税込65.780円)   

スイスの時計メーカー”ROYCE”の両面スケルトンウォッチ。
ムーブメントはMSRの自動巻きムーブメントを搭載。

ムーヴメントのMSRとは1960年代に 共同開発や共同生産によって競争力を向上されせるため、
レビュートーメンやヴァルカンなどで結成されたムーブメントメーカーです。

ただの両面シースルーではなく、機械もスケルトン仕様の装飾を施したムーブメントを採用しました。
機械字板の装飾や金メッキが美しい時計です。

ムーブメント、ケース、のコンディションはアンティークとしては抜群にいい状態です。

コンディションの良いアンティーク・ウォッチをお探しの方に!!


 
                美しく仕上げされたスケルトン用ムーブメント










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