エルムおすすめのアンティーク・ベーシック 3




エルムおすすめのアンティークウォッチです。
当店のアンティークウォッチはすべて整備済み(オーバーホール)、
初心者でも安心してご使用できます。


ご注文前に必ず当ホームページ”アンティークウォッチについて”をご覧ください。
商品の詳細等はご不明の点は、メールもしくは直接当店にご連絡ください。






1. ロンジン / コンクエスト・ラスベガス   
1990年代・自動巻・Cal.990.1(1970年代製・ツインバレル)
ケース径34mm・純正ブレス・ブレス長(含時計)最長約180mm 

¥119.800(税込131.780円) 商談中  

このムーブメン特徴はツインバレル(2個のゼンマイで駆動)方式です。
通常のツインバレルは2個のゼンマイを使うことによって、
駆動時間を長くする8日巻などに使用される場合がほとんどです。
Cal.990はパワーリザーブというよりは、精度のほうに重点をおいた構造です。
ゼンマイを2個入れること通常のムーブメントより多くのエネルギーを蓄積できます。
面白いことにロンジンが自社ムーブメントの生産を終了してからは、
レマニア社がその生産を肩代わりしたスイスでも稀な機械です。
その後、レマニアはこのムーブメンをベース(レマニア名Cal.8810)として
コンプリケーション(複雑時計)を作りました。
1999年にレマニアとブレゲがスウォチグループに買収されてからは、
ブレゲ専用のムーブメントとして現在に至ります。
薄型でトルクの強いムーブメントは、
コンプリケーションウォッチ(複雑時計)のベースムーブメントとして最適。
ちなみにCal.8840は永久カレンダー・ムーンフェイス時計です。

この時計はロンジンCal.990.1を搭載した1980年代のコンクエスト・ラスベガスになります。
コンクエストはロンジンの最高級機です。
ムーブメントの厚みはわずか2.95mm(500硬貨は約2.4mm)。
全回転ローターでは驚異的な薄さにも関わらず、コンプリケーションウォッチのよう多針時計構造も
駆動できるパワーのムーブメントです。
なぜ、ロンジンが当時ETA(汎用ムーブ)ではなく、この時計のみ自社ムーブメントを
使用したのかはわかりません。
通常のコンクエストにはハイスペッククォーツムーブメント(グランドセイコーに匹敵する年差時計)を、
搭載しているモデルがほとんどです。
自動巻きはほぼETA社のムーブメントを使用しています。
ケースの厚みもほぼ約6mmほどしかなく、クォーツ版コンクエストとほぼ同じ!!
これも名機Cal.990.1だからできたからです。
裏蓋はシースルーバック仕様で、この複雑なCal.990.1がご覧になれます。
さらに、ローターと裏蓋らルーレットになっていて、それが由縁でしょうか?
コンクエスト・ラスベガスという名称になっています。
今日のロンジンでは考えられない遊び心のある時計です。

コンディションは文字盤・ケース・ムーブメント・純正ブレスともベリーグッド!!

今日のロンジンでは考えられないユニークで遊び心のある時計!!

あの超高級時計メーカー”ブレゲ”と同じムーブメントの時計がお手頃価格!!


 
                     ユニークなルーレット・名機Cal.990.1

 専用純正ブレス(ベガスマーク付)


この時計は1980年代ですが、ムーブメントが1970年代のオールドムーブメントです。





2. ユニバーサル・ジュネーブ / ポールルーター 
1960年代・マイクロローター自動巻・Cal.69-1・日付
スクリューバック防水ケース・ねじ込みリューズ・ケース径約35mm


¥149.800(税込164.780円)  

スイスの名門ユニバーサルは、1894年スイス、ル・ロックルで創設しました。
創業者は時計史であるエミーユ・デコームとジョルジュ・ペレ。
ユニバーサル社は、特に複雑時計の製造を専門としていました。
1918年には拠点をル・ロックルからジュネーブに移転、1934年にクロノグラフの名作として
名高い”コンパックス””アエロ・コンパックス”、
”トリ・コンパックス”とシリーズを充実させ、クロノグラフの名門ブランドとしての地位を確立しました。 
1937社名をユニバーサル・ジュネーブに改称した。
1958年小型ローター”マイクローター”を発表しました。

ポールルーターの名前は1954年11月15日に就航したスカンジナビア航空(SAS)の
Copenhagen~NewYork間北極ルート(North Pole route)に由来します。
当時、ユニバーサルの時計はSASの公式パイロットウォッチに採用されていました。
冷戦時代は西側諸国の飛行機はソ連(当時)のシベリア上空を飛ぶことは
出来ず遠回りして北極上空を飛んでいたのです。
これは1991年10月30日にシベリア上空が開放されるまで続きました。


この時計は1960年代に開発されたマイクロローターCal.69-1を搭載した”ポールルーター”です。
今日、マイクロローターといえば”パティック・フィリップ”、”ピアジュ”など超高級メーカーのみ
採用する超高級自動巻構造です。
数あるポールルーターの中でも珍しいスクリュー式防水リューズを採用したモデルです。
ダイバーウォッチやロレックスなどに採用されていまが、
ユニバーサルジュネーブでは稀な時計です。

希少な特殊リューズのポールルーターです。

コンディションは、ケース裏蓋に使用感がありますが、
文字盤、ムーブメントなどは目立った経年劣化もなく、
とても良い状態です。

近年ポールルーター流通量が少なくなっていて、コンディションの良いものは年々入手困難です。


  


 
                          美しい仕上げのCal.69-1





3. ロンジン / アドミラル  
1970年代・自動巻・Cal.505(レコード社Cal.1955チューン)
スクリューバック防水ケース・ケース径約35mm

¥59.800(税込65.780円)                                              


スイスの名門”ロンジン”の時計です。
アドミラル(提督)。
ロンジンの時計では中核をなす時計です。
コンクエスト(征服)、フラッグシップ(旗艦)、アドミラル(提督)シリーズの一本です。
ロンジンは軍用時計多くの軍隊に納入していたので勇ましい名前です。
アドミラルは、オメガでいうところのシーマスターです。
派生モデルに手巻、自動巻、クロノメーター、ダイバー、クロノグラフ、クォーツなどバリエーション豊富。
これも、シーマスターに似ています。

この時計は1970年代の”アドミラル”です。
使用ムーブメントCal.505です。
レコード社Cal.1955を改良したムーブメントがロンジンCal.505になります。
レコード社は、1903年創業のスイスの名門時計会社でした。
1930~40年代にかけては軍用時計の分野では、ロンジンのライバルとしても有名で、
1950年代以降はトリプルカレンダームーンや、クロノグラフなど複雑時計のメーカーとしても
名を馳せました。
特に、トリプルカレンダームーンフェイスクロノは、海外のオークションではとんでもない
値段が付いたこともあります。
レコード社は1960年代にロンジンに傘下に入りました。
その関係からCal.505は生まれました。
1960年年代にはロンジンの時計は、自社の開発ムーブメントを採用していましたが、
1970年代に入るとクォーツショックなどで、会社の経営が苦しくなり同業他社のように
ETA社のムーブメント(Cal.2671)を採用するようになりました。
ただ、どうしても自社の技術にこだわりたいロンジンは、傘下のレコード社のCal.1955を
採用することにしました。
Cal.1955はレコ-ド社開発の自社ムーブメントで、5.5振動のロービートのムーブメントです。
設計自体は1960年代初頭ムーブメントと思われ、汎用性も高く優れたムーブメントと言えます。
その後、ロンジンは本格的にETAのムーブメントを採用したことから、
Cal.505採用の時計は時代的に短期間しか生産されませんでした。
デザインが同じでも”アドミラル”がETAムーブメントを採用していることからも伺われます。

コンディションは文字盤に若干の経年劣化はありますが、
ケース、ムーブメントを含めて全体のコンディションはとても良い状態だと思います。
実用使いができるアンティークウォッチです。

貴重なCal.505をこの機会にどうぞ。

 
                   ロンジンチューンドCal.505(レコードCal.1955)


(当店所有のレコードウォッチ)

  
当社所有のレコードCal.1955     ロンジングループのタグ        1948年バーゼル出品時のポスター





4. ロイス / MSR   
1970年代・両面スケルトン・自動巻き・MSR/Cal.T5(スペシャルチューン)
スクリューバック防水ケース・ケース径36mm

¥59.800(税込65.780円)   

スイスの時計メーカー”ROYCE”の両面スケルトンウォッチ。
ムーブメントはMSRの自動巻きムーブメントを搭載。

ムーヴメントのMSRとは1960年代に 共同開発や共同生産によって競争力を向上されせるため、
レビュートーメンやヴァルカンなどで結成されたムーブメントメーカーです。

ただの両面シースルーではなく、機械もスケルトン仕様の装飾を施したムーブメントを採用しました。
機械字板の装飾や金メッキが美しい時計です。

ムーブメント、ケース、のコンディションはアンティークとしては抜群にいい状態です。

コンディションの良いアンティーク・ウォッチをお探しの方に!!


 
                美しく仕上げされたスケルトン用ムーブメント










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