エルムおすすめのアメリカン・アンティークウォッチ
エルムおすすめのアメリカン・アンティークウォッチです。
当店のアンティークウォッチはすべて整備済み(オーバーホール)、初心者でも
安心してご使用できます。
意外にもアメリカは、19世紀から20世紀中盤にかけてスイスと並ぶ時計生産国でした。
特に、20世紀初頭の鉄道時計等の懐中時計は、
スイスの超一流時計メーカーに匹敵する品質を持っていました。
腕時計も1930年代から60年代にかけて、スイスの時計メーカーに
勝るとも劣らない名品を世に出していました。
残念ながら1970年代以降は、アメリカの産業構造の変革で、
多くのアメリカの時計メーカーは衰退もしくは
スイスに拠点(グリュエン、エルジン、ハミルトン、ウォルサム、ブローバ、ベンラス等)を
移して生き残りを図りました。
ムーブメントの優秀さもさることながら、
その特徴的なデザインはアメリカンウォッチならではのものです。
もっともっと、アメリカン・アンティークウォッチは評価されても良い時計だと思います。
ご注文前に必ず当ホームページ”アンティークウォッチについて”をご覧ください。
商品の詳細等はご不明の点は、メールもしくは直接当店にご連絡ください。
1. エルジン / ジャンピングアワー
1950年代・デジタル表示・手巻き・Cal.719(準クロノメーター規格)・10金張りケース・
スナップバック防水ケース・ケース径約32mm
¥99.800(税込109.780円)
エルジン(Elgin )は、米国にかつて存在した時計会社。
1864年、シカゴ市市長のベンジャミン・ダブル・レイモンド氏と6人の役員会が設立。
1881年、米国鉄道よりその品質を認められ鉄道時計を生産。
1910年以降はハミルトン、ウォルサム、ブローバとともに米国陸海空軍の公式時計に採用されました。
また、エルジンはデジタル時計を初めて開発した時計会社です。
1950年代以前の最盛期には、アメリカを代表する時計メーカーで、高級腕時計に数えられる存在だったが、
アメリカの時計業界の衰退によってメーカーとしての実態は消滅し。
現在はアメリカ本国では生産されなくなり、全くの別会社として福本電機”エルジンインターナショナル”として
腕時計ブランド名として存続しています。
この時計は1950年代の機械式デジタル時計です。
6時側の小窓で時間をデジタルで表示しています。
ケースの形状から”ゴルフボール”とも呼ばれている時計です。
エルジン”ジャンピングアワー”は、あのキングオブロックンロール”エルビスプレスリー”が
愛用した時計としても有名です。
エルビスは角型ケース(通称鉄仮面)でしたが、その時計に輪をかけて希少なのがこの時計です。
ムーブメントはエルジンCal.719(米国製)。
エルジンCal.719は、Cal.717をロードエルジン(エルジンの高級ライン)様に、
スペシャルチューンをしたムーブメントです。
Cal.717とCal.719の違いは?
1. 石数(17石から保油機能付きの21石に変更)
2. 姿勢及び温度調整。
3. ムーブメント仕上げの変更。
通常のジャンピングアワーは、Cal.717を採用していて、
Cal.719はロードエルジン専用機として採用されていました。
エルジン表記の時計に、高級機を乗せた特に珍しく貴重な時計です。
現在、コレクターが手放さない状態のため市場では目にするがほとんどない
希少な時計です。
稀に出てきても機械に難ありの時計がほとんどです。
貴重なアメリカンデラックス古き良き時代の時計です。
希少なエルジンCal.719(21石・調整ムーブメント)
通常仕様のCal.717ト(17石ムーブメン)ト
2. ハミルトン / シン・オー・マチック
1960年代・マイクロローター自動巻・ハミルトンCal.663(BUREN社製 Cal.1000A)
10金張り・ケース径約33mm
¥69.980(税込76.978円)
ハミルトン社は1892年、ペンシルバニアにで創業しました。、
伝統的な技法を重んじるスイスの時計作りとは全く異なったアプローチで、
画期的なプロダクツを次々と世に送り出し、
時計史のみならず工業史にもその名を刻む時計メーカーとなりました。
ある時ははヤンキースの勲章となり、エルビスに愛され、
大統領の心さえも虜にしミリタリーウォッチや鉄道時計、
マリンクロノメーターなど実用時計としても評価の高い時計メーカーです。
ビューレン社製のマイクロローターを搭載した時計です。
この機械は1957年開発のCal.1000系のムーブメントです。
Cal.1000系は諸説ありますが、
世界初のマイクロロータームーブメントといわれています。
Cal.1000系は1962年に生産終了し、後続はCal.1280系になります。
ビューレン社は、ユニバーサル・ジュネーブ社と並ぶ
マイクロローターの生産がでいる数少ないメーカーでした。
この後には、マイクロ・ロータークロノグラフムーヴメントを、
”ビューレン”、”ハミルトン”、”ホイヤー”、
”ブライトリング”で共同開発したCal.11などがあり、
ビューレント社とハミルトン社とは緊密な関係にありました。
現在、マイクロローターのムーブメントを搭載しているのは、
”パティク・フィリップ”や”ピアジュ”など超高級ブランドだけです。
この時計は THINの名前が示すように、、特別にケースを薄くした時計です。
”THIN-O-MATIC”は、自動巻ながら、当時の手巻時計並みの薄型です。
製造は1960年代の初期になります。
コンディションはケースに若干の使用感はありますが、
ムーブメント、文字盤とも大変良い状態が保たれています。
文字盤の秒表示は個性的で、現代の時計を先取りしたようなデザイン。
時間を示すバー表示は、
ジャガールクルトのような彫りこんだインデックス仕様に、
12、3、6、9はアップライト仕様のコンビデザインの大変凝ったデザインを採用。
ケースはアールデコを思わせる個性的なラグに、
ハミルトン伝統の高級金張りケース!!
特別なムーブメント。
このことから、ハミルトンが満を持して生産した時計ということが伺われます。
貴重なマイクロ・ローターの自動巻き時計です。
希少なマイクロ・ロータームーブメント
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