食材庫

ここでは、主に1階レストランのメニューで使用される食材のうち、日本の食卓で馴染みの薄いものを中心に列挙してみました。
最近では、在日外国人向けの専門店に行かなくとも、以前には珍しかった食材が手軽に入手できるようになりましたが、それでも、未だ一般的でないものもいくつかあります。
園芸店で種や苗が手に入れば、ハーブや野菜など栽培してみるのもおもしろいかもしれません。ベランダや出窓等のちょっとしたスペースがあれば、割合簡単に育つものも多く、育てて楽しみ、見て楽しみ、最後に舌で楽しむというのも、なかなかよいものです。
なお、ハーブの詳しい特徴、使い方のコツについては、達人Taraさんの Tara's Garden、kiyoさんのHow to Handmadeがよい参考になります。

野菜・ハーブ・香辛料

ベリー類

乳製品

糖類

その他


野菜・ハーブ・香辛料

アーティチョーク
キク科の耐寒性多年草。別名チョウセンアザミ。まき時9〜10月、収穫期5〜6月。開花前のつぼみを食す。高温多湿に弱い。草丈60cm〜1.2m。
アンゼリカ(またはアンジェリカ)
北ヨーロッパ原産のセリ化の植物で、その茎は砂糖漬けにされ、ケーキやプディングに利用される。また、葉はサラダに、精油は酒にも用いられる。おだやかな、ややじゃこうを感じさせる香りを持ち、強壮、消化、去痰を促す。
イタリアンパセリ
セリ科の耐寒性1・2年草。別名オランダゼリ、フラットリーフパセリ。ビタミン、ミネラルが豊富。日当たりのよい場所におく。植え時春、秋。収穫期10〜6月。
エシャロット
ユリ科の半耐寒性多年草。表面が茶褐色の薄皮で覆われた球根を食す。ネギ特有の臭みが少なく幅広く利用できる。球根を絶やさないようにすれば何年でも栽培できる。植え時9〜10月。収穫期4月。
オールスパイス
西インド諸島およびメキシコを原産地とするオールスパイスの木の実。その香りが、クローブ、シナモン、ナツメグをミックスしたような匂いであることから、この名前がついた。クローブと似た薬効をもち、食欲や消化を促すと言われている。
オレガノ
シソ科の耐寒性多年草。別名コモンマジョラム、ワイルドマジョラム、ハナハッカ。トマトやチリペッパーと相性がよく、イタリヤ・地中海および中南米料理によく使われる。寒さには強いが多湿に弱い。植え時3〜5月、花期6〜7月。草丈は30〜60cm。
クローブ
インドネシア原産の常緑樹の花のつぼみを乾燥させたもの。ガラムマサラや五香粉にも含まれる。小さな爪状の外見や強い香りを持つことから、Clove(爪を意味するラテン語"Clavus"が語源)と呼ばれる。消化を助けるが、多量に使うと胃腸を刺激する。
コリアンダー
セリ科の耐寒性1年草。別名香菜、コエンドロ、クラントロ、シラントロ。葉はクセがあり、好き嫌いが分かれる。タネは甘く親しみやすい香りでクッキーやパン、カレーに使う。移植を嫌うのでできるだけタネから育てる。植え時9〜10月、花期5〜7月。草丈60〜90cm。
ジュニパーベリー
ヒノキ科の針葉樹ジュニパーの実。強い香りと少し苦いフレーバーを持つ。肉料理またはビールの香りづけなどに用いられる。
スプリングオニオン
春タマネギ。米名scallion。結球する前のものを葉もサラダにして食べる。
ズッキーニ
ウリ科の非耐寒性1年草。植え時2〜4月、8〜10月。収穫期4〜6月、10〜12月。
セージ
シソ科の耐寒性多年草。別名ヤクヨウサルビア、ガーデンセージ、コモンセージ。殺菌・薬用効果が高い。"庭にセージがあれば、決して死ぬことはない"は、中世のことわざ。肉料理と相性がよい。高温多湿に弱い。植え時春、秋。花期5〜6月。
タイム
シソ科の耐寒性常緑低木。別名タチジャコウソウ。ガーデンタイム、コモンタイム、ワイルドタイム、レモンタイム等約60種がある。すがすがしい香りで古くから愛されてきた。"タイムの香りのする男"はギリシャ時代男性への最高の誉め言葉。防腐効果あり。梅雨や夏の高温多湿に注意。株分け、挿し木いずれも簡単に殖やせる。植え時春、秋。花期5〜6月。草丈30〜40cm。
タラゴン
中央アジアまたはシベリア原産のキク科の耐寒性多年草。別名エストラゴン、ドラゴンハーブ。発汗作用があるため、使いすぎると体がほてる。かすかにアニスを思わせる香りは薄味の食物の調味に非常に有効。寒さには強いが多湿を嫌う。植え時春、秋。草丈30〜50cm。
チャービル
セリ科の耐寒性1年草。別名セルフィール。パセリの女王と呼ばれる。新鮮な葉をサラダ、オムレツ、スープ等に入れる。整腸、血液浄化作用がある。夏の高温、直射日光に弱い。移植を嫌うのでタネから育てる。植え時9〜10月、花期6〜7月。草丈30〜40cm。
チャイブ
ユリ科の耐寒性多年草。ニンニク、タマネギ、リークと同じ科に属し、刺激の少ない繊細な香りがする。長い棒状の緑の茎を摘み取る。冬期には地上部が枯れ、球根で冬越しする。夏は木漏れ日のあたる風通しのよい場所、冬は日当たりのよい場所で育てる。植え時3〜6月、花期5〜7月。草丈20cm
ディル
セリ科の耐寒性1年草。別名ヒメウイキョウ、イノンド。タネはピクルスやサーモンのオイル漬け、パンやクッキーに、葉はサラダやビネガー、オリーブオイル漬けに使われる。移植をきらうのでタネから育てた方がよい。植え時9〜10月。花期5〜8月。草丈80cm〜1m。
ナスタチウム
ノウゼンハレン科の非耐寒性1年草。別名キンレンカ。葉および花を食す。ピリッとした辛みがある。ビタミンC、鉄を含む。冷涼な気候を好む。植え時4〜5月、花期3〜11月。
ナツメグ
インドネシア原産の常緑樹、ナツメグの種子。うち、種子の表面を覆う木質の膜をメース、中の褐色の核をナツメグと呼ぶ。肉料理、魚料理、スープ、菓子などに用いられ、特に乳製品との相性がよい。
バジル
シソ科の非耐寒性1年草(ただし原産地の熱帯アジアに似た気候を保持すれば幹が木質化し、多年草となる)。別名メボウキ、コモンバジル、バジリコ。フレーバーは花が咲く前が最高。強壮作用、殺菌作用が強い。日当たりのよい場所で育てる。植え時4〜6月、花期7〜9月。
フェンネル
セリ科の耐寒性多年草。別名ウイキョウ、スウィートフェンネル。清涼感のある甘い香り。葉はサラダ、マリネ、魚料理によく合う。タネはパンやクッキーに混ぜて使う。整腸効果あり。中近東では食後タネをゆっくり噛み口臭消しや整腸の助けにする。植え時9〜10月。花期5〜7月。草丈90cm〜1.4m。
ベイリーフ
クスノキ科の常緑小高木。別名ローレル、月桂樹、ローリエ。肉料理、煮込み料理によく使われる。日当たりと風通しのよい場所で育てる。植え時春、秋。花期4〜5月。原産地では10mにもなる。
マジョラム
シソ科の半耐寒性多年草。別名マヨラナ。オレガノと混同されるが、オレガノまたはワイルドマジョラムは北ヨーロッパ原産でマジョラムまたはスイートマジョラムは北アフリカ原産と考えられ、スイートマジョラムはオレガノよりもわずかに甘く、熟したフレーバーを持つ。葉を口にするとピリッとした辛さがある。肉料理、煮込み料理、ソーセージ等に使われる。トマトとの相性がよい。強力な鎮静作用があり、緊急時には揉んで痛いところに当てるとよい。梅雨や夏の高温多湿に弱い。植え時春、秋。花期6〜7月。草丈30〜60cm。
ミント
シソ科の耐寒性多年草。別名ハッカ。ベルガモットミント、アップルミント、スペアミント等様々な種類がある。料理やミントティーにはスペアミントやペパーミントが向く。植え時春、秋。花期6〜8月。草丈20〜40cm。
リーク(またはリーキ)
ユリ科の2年草。別名ニラネギ、セイヨウネギ。ローマ人によりブリテン島に移植されて以来ケルト人に珍重され、ウェールズでは"国菜"とされている。下仁田ネギに似た外観で、タマネギよりも柔らかく穏やかな甘い香りを持つ。
ルバーブ
タデ科の耐寒性多年草。別名ショクヨウダイオウ、マルバダイオウ。紫の葉柄を砂糖で煮込んでジャムにする。高温多湿に弱い。かなり大きくなるのでプランターでの栽培には向かない。植え時3〜5月。花期7〜8月。
レモンバーム
シソ科の耐寒性多年草。別名セイヨウヤマハッカ、コウスイハッカ、メリッサ。蜜蜂を引き付ける植物なので、ビーバームとも呼ばれる。レモンに似た香り。ハーブティーに適する。香りは揮発性が高いので、食べる直前に料理に加えるようにする。植え時春、秋。花期6〜8月。草丈30〜60cm。
ローズマリー
シソ科の耐寒性常緑小低木。別名マンネンロウ。南フランスやイタリアで特に人気があり、シチュー、肉、魚料理、ドレッシングに広く利用される。またその花はワインやサラダの香りづけにも用いられる。盛夏以外ならいつでも挿し木で殖やせる。梅雨や夏の高温多湿に注意。植え時春、秋。花期4〜6月。草丈:立性2m、半ほふく性30〜80cm、ほふく性30cm。
ロケットサラダ
アブラナ科の半耐寒性1年草。別名アルグラ、エルーカ、ルーコラ、キバナスズシロ。葉は柔らかくピリッとした辛さがあり、ゴマに似た香りを持つ。花を咲かせると株が弱るため、花芽は出来次第摘み取る。植え時周年。収穫期周年。草丈80cm〜1m。
匂いゼラニウム
フウロソウ科半耐寒性多年草。別名ニオイテンジクアオイ。ローズゼラニウム、レモンゼラニウムアップルゼラニウムなど50種ほどが知られる。挿し木で増やせる。梅雨および夏の高温多湿に弱い。植え時春、秋。花期5〜6月。草丈60〜80cm。


ベリー類

カラント
ユキノシタ科。別名フサスグリ。レッドカラントとブラックカラントに大別される。果実はジャムやパイに利用。花期は5月、収穫期は7〜8月。樹高1〜2m
グーズベリー
ユキノシタ科。別名スグリ。ヨーロッパ原産のオオスグリとアメリカ原産のアメリカスグリに大別される。果実は甘酸っぱく生食するほかジャムやパイに利用。また肉や魚ともよく合い、ソースや付け合わせに用いられる。花期は5月、収穫期は7〜8月。樹高1〜2m。
ブラックベリー
バラ科。ラズベリーやイチゴと同じ科に分類される。果実は生食する他ジャムや果実酒にも向く。花期6〜7月、収穫期7〜8月。地をはう品種と直立する品種がある。
ブルーベリー
ツツジ科。別名ヌマスグリ。日本では主にハイブッシュブルーベリーとラビットアイブルーベリーが栽培される。ハイブッシュ系は樹高1〜2m、ラビットアイ系は樹高2〜3m。花期は4〜5月、収穫期は6〜9月。
ラズベリー
バラ科。とげのある低木で白い花をつける。香りがよく甘いがわずかに酸味があり、イチゴより傷みやすい。果実は生食する他ジャムや果実酒にも向く。花期6〜7月、収穫期7〜8月。樹高2m。


乳製品

エバミルク
牛乳の水分の60%を蒸発させた濃縮乳。栄養価が高く、料理に使用すると濃厚な味に仕上がる。かすかに甘みがあり、やや濃い色を持つ。
 
コンデンスミルク
練乳。エバミルクに似ているが、40〜45%の糖を含む。
 
サワークリーム
クリームを乳酸菌で自然発酵させたもの。濃厚、なめらかで、わずかに酸味があり、料理に幅広く用いられる。東ヨーロッパのボルシチ、ロシアのスメタナソースは有名。アメリカではベークドポテトに添えて食べられる。
 
ダブルクリーム
約40%の脂肪を含む生クリーム。
 
バターミルク
本来はバター製造の途中でクリームから分離される白く、酸味のある液体。ただし、今日市販されているものは、風味を与えるためバクテリアを加えた無脂、あるいは低脂肪乳。通常の牛乳よりやや濃厚。ベーキングソーダを使用するパン生地は、酸性でなければならないため、バターミルクまたはサワーミルクが必要となる。手に入らない場合には、ヨーグルトを薄めるか、またはミルクに少量の酒石英または酢やレモン果汁を加えて代用してもよい。
 

糖類

糖蜜
砂糖を精製する工程で出る副産物。糖蜜の色や糖含量は砂糖が抽出された回数により、最初の段階のものは明るい色をしており、甘さが強く、最後のものほど黒っぽく強い味がし、甘みが少ない。
 

その他

エルダーフラワー
スイカズラ科ニワトコ属の低木または小高木の総称。白い花が香り、黒紫または赤色の果実をつける。
 
カラギーンモス
別名アイリッシュモス。北大西洋に多く生育する海藻の一種で、アイルランドでは特に古くから食されてきた。
主に食品を固めるのに使用されるが、野菜としてスープや煮込み料理に加えられる場合もある。その名(Carragheen)はアイルランドの海沿いの村の名に由来し、ゲール語で小さな岩を意味する。