日の出の森トラスト・役所へ抗議運動(96/10/29)


日の出の森/トラスト運動/役所に抗議96/10/29にFenvで告知のあった抗議集会に出ました。 朝はやや曇り気味でしたが、昼過ぎには25度にもなった結構暑い日。
9:30am 五日市線の武蔵増戸駅に着きましたが、ここまでくると自然が一杯 と言うか、畑が広がる農村です。それでも付近の道路は交通量が激 しくて、あまり空気が清んでいるとも言えない。 さて、現地で集まった人は10人前後でしょうか、長く運動をされて いる方々が中心な感じを受けます。一般人がちょこと来ている雰囲 気はありませんが、助っ人で近所の、おばさま方が来ているとの話 は、後から聞けました。
10:00am 日の出町役場には、報道関係者が集まっていて待機している。 まず最初に抗議内容の打ち合わせ、報道関係者向けの撮影、そして いよいよ役場の中に入り込んでの抗議、役場と言っても随分と新し い感じで、私が考えていたような町役場というよりも吹き抜けで、 瀟洒な建物です。要求書を読み上げる「町長宛てに代理証明をした 理由を問いただす」内容。行政の法律違反も指摘しています。 役場から誰がどの位の人数で派遣されたかを、反対派から聞かれる と、庶務課<->企画課の間でタライ回しにされて抗議時間をややオ ーバしてしまう。かなり不思議に思えるのは、上層部との連絡がつ かないと「防災無線を使っても無理」といいわけして、随分と住民 側に叩かれている割には、結構余裕な公務員の方もいて、抗議なれ しているのか、対応も横柄な人もいた。対応していた、日の出町側 の公務員の方は、報道でカメラが回っている事もあり、あんまり不 誠実でもないが、かと言って誠実かと言うとそうも思えない態度で すし、他の職員の方も、通常通り椅子に座って仕事をされてました。 (抗議集団の目の前で冷静にワープロ打ってた女性職員の方、尊敬し てしまうほど落ち着いて見えたが・・・) 後から、処分組合に移動する車内で、反対派の友達が役場に勤めて いるのだが、彼女(女友達)の感想と言えば「町長の言うとおり」と 日の出町側の公式発表を鵜呑み(または本音は言わない?)の発言を している事も聞けました。
12:30pm やや遅れて府中処分組合事務所に着きましたが、少々人数は減った 感じで玄関前に集合。断幕を広げてから、入り口に向ってあまり騒 がずに、行進開始。役人の指示でまず一階の普通の会議室に通され て、面談というか要求書を出す話になりましたが、組合側は「抗議 集会」の話は聞いておらず、こうゆう形で騙されたのは信頼関係を 損ねると、逆に非難をする形になってしまい、後は詳細な事実関係 の非難の応酬。会議の時間が迫っているという事で、ここで2階の会 議室に移動します。外では橋本さんが、拡声器で会議に出席する議 員向けに抗議をしているのを写真に撮ってから、一度、昼食に出ま すが、他の人は食わないで頑張ってた模様。
2:00pm 組合議会の傍聴を希望した所、7名のみの傍聴席を用意したと発表 し、傍聴抽選券を配布する為に住所と名前を記入する。が、反対派 は納得せずに、あくまでも三多摩21村町分の傍聴席を要求。何回も 会議室と反対派の折衝を図るが、本会議が始まった2:50pmに職員と の押し合いになる。報道関係者は、先に会議室に入り、頭撮りのみ の形で取材をしているが、随分と職員ともめていたのも印象的だっ た。
3:18pm 押し合いが頂点になり、突破の形となる。机は反対派が移動させて 老若男女区別無く30数名がドアに向うが、同じ数の男性職員がドア の前でスクラムを組んで完全にガードをする。近くにガードマンは いるが、それには参加せずに待機しているのも印象的だった。30数 分近く、会議室の扉を叩き、シュプレヒコールを上げ3:47pmに停止 する。職員はそのままドアに向って(我々には背中を向けて)固めた まま会議が終わるまで頑張っていた。傍聴抽選券も貰ったが結局、 中に入れずに音声のみ聞ける別の会議室で、聞き取りをする事にな る。会議の内容の方は、地元の交際費がやや高い事、第一処分場が 満杯になるのは来年3月末位まで不明な点、ゴミの減量化の効果が出 ている事などが提示される。感想を書くと、どんな議案も挙手多数 と挙手全員で通ってしまい、質問に突っ込んでいっても、質問回数 が、多すぎると拒否されて、実質的な進展はありません。
4:30pm 会議も終わり、議長を囲んで2階の会議室に戻り、話し合いをする がここでも又、非難合戦になり「信頼関係が無くなった」事を組合 側が主張し、歩み寄り等の意見はありません。ここでも報道がカメ ラやビデオで撮影し、NHKの昨日のニュースでその場面が放送され てました。
5:13pm 東京自治会館の1階(会議が開かれた場所)の閉店の喫茶室で、反省 会を開く。この時点で20名ばかり残るが、女性が多いです。 この後は三々五々散らばり帰途につく。私は、橋本さ んのスピーカー付きバンで、立川まで送ってもらう事になりました。
全体的に、運動員を集合させて抗議行動と言っても、日中に職がある人も いるわけで、休んでまで運動していると結構キツイ面もある事は、参加者 の中からも出ていました(これは職員に向っての抗議の言葉の中にある)。 そうゆう意味で、この形で抗議運動するには、専属の運動員を多数集めな いと、なかなか効果的な動きが出まきせん。特に参加者の中で20代〜30代 の力も気力もある男性が非常に少なく、初老の方や女性の方が多く、バリ ケード的なガードを突破して会議室に入り込むなんてのは無理とも言えま す。(前に会議室占拠とかもしたそうですが・・・前科持ちですね) 比較的に、悪口というか罵詈雑言的な言い合いも、ありましてそうゆう所 は、結構キツメの運動とも言えます。あと悩みとして、処分組合側の職員 の入れ替えもあって、長く担当する人がいない話も聞けた。

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