'WWFJapan生物多様性とサンゴ礁(96/12/14)


WWFJapan写真2

WWF Japan 25周年記念講演会
「生物の多様性とサンゴ礁」

★地球の宝物・サンゴ礁のすばらしさを知ろう★
 外国に行かなくても、色とりどりの魚が泳ぎまわる美しいサンゴ礁が、日本 にあります。しかも、そのサンゴ礁が世界的にとても珍しく、価値の高いもの であることは、あまり知られていません。  WWFでは、かねてより南西諸島のサンゴ礁の調査や保護活動をしてきまし た。サンゴ礁は、陸の熱帯林のように、多種多様な野生生物がお互いにかかわ り合いながら生きているところです。折しも来年1997年は「国際サンゴ年」。  いま、WWFが最も力を入れている白保のサンゴ礁保全活動をはじめ、サン ゴ礁と生物界のしくみについて紹介し、保護の大切さをいっしょに考えていき たいと思います。  サンゴ礁や自然保護に関心のある方とお誘い合わせのうえ、ぜひご参加くだ さい。
◆日時 1996年12月14日(土)13:00〜17:00
◆場所  東京農業大学100周年記念講堂
     (小田急線経堂駅下車・徒歩20分)
◆参加費 \1,000
(WWF白保サンゴ村村民の方は村民手帳の提示で割引が受けられます)
【プログラム】
1.スライド&トーク「沖縄・白保のサンゴ礁」  中村征夫(水中写真家)
 日本の代表的水中写真家・中村征夫さんが、白保海域のサンゴ礁もいつか はこの地球上から姿を消してしまうのではないかという危惧を感じて、撮影 ・編集・選曲のすべてを手がけた「白保」。コンピューター制御されたオリ ジナルサウンドに乗って、映画のような躍動感に満ちた映像が展開します。 ご本人のトークを交えての上映です。
2. 記念講演 「サンゴ礁の生物学」      西平守孝(東北大学理学部教授)
造礁サンゴとはどんな生物でどんな生活をしているのか、サンゴ礁と魚た ちの関係などについてお話しします。 「生物多様性と共生」       川那部浩哉(琵琶湖博物館館長) 生物は互いにどんな関係をもっているのか、生物の多様性・地球の共生と は何かお話しします。
3. 対談「世界と日本のサンゴ礁保全」(逐語通訳)
  Susan Wells (WWF International・海洋担当)    目崎茂和(三重大学人文学部教授) 松田輝雄(前NHKアナウンサー)  世界と日本のサンゴ礁の現状をふまえ、保全活動の課題と問題点を考えます。
※講演会後、懇親会を予定しています(別途参加費要)。   サンゴ礁保全の募金のためのオークション,白保の物産販売があります. ◆講演会に参加ご希望の方は、住所・氏名・電話番号を明記のうえ、WWF広  報室までお申し込みください。
12/14にWWFの「生物の多様性とサンゴ礁」の講演に行ってきました。 東京農業大学の記念会館は、まあ大きかった。最終的には200名近く 入ったでしょうか?(それ以上かもしれないが)休憩時間の混雑に驚いた。 主に沖縄の白保のサンゴ礁に関しての議題が多いかった。 WWFは25周年記念ということと、来年は「国際サンゴ礁年」でもある ので、記念イベントです。1:00pm〜5:20pmまでやや時間をOverするほ どでしたが、入場者側の質問の時間をカットするほど講演内容が、濃 いとも言える。 私は生物多様性の方が気になってましたが、講演は1本だけだった。 「関係の多様性」の話が新鮮。昆虫と植物の関係で、植物の防御方法と しては、毒を持つ事で食べられるのを防ぐ話は、一般的ですが、それ 以外にも、食べる昆虫を捕食する昆虫を呼び寄せる化学物質を、植物 側が出す。その物資が出ると、自分を食べてる昆虫を食べる昆虫が、 飛んできてその昆虫を食べる。そうすると自分は安全。というかなり 複雑なシステムを、植物が獲得している。他者の関係により、より多 様で種類も増えていると、相互関係により遺伝子の変異と複雑性が保 持される話です。
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