'経済のグローバル化と私たちの食べ物(97/01/25)
■1月25日(土)
「環境と貿易」シンポジウム「経済のグローバル化と私たちの食べ物」 10時〜17時、東京都・江戸東京博物館会議室(両国駅)。1000円(会員500円)。報告・ケビン・ワトキンズほか。市民フォーラム2001
経済のグローバル化と私たちの食べ物に行ってきました。両国にある「江戸東京博物館」は4本柱だけで200mはあろうかと思われる上部構造を支える特異な建築で、鳥居の化け物みたいな形状をしてます。高さは何mだか知りませんが20階と言っても嘘はなさそうな位にデカイ。そんな地下の会議室で(実は1階なんだけど)市民フォーラム2001主催の講演会に参加してきた。(ちなみに「江戸東京博物館」は初めて現物を見た。奇異な形状で頭がクラクラしそうである)
環境問題と貿易自由化の話でしたが、NGO側のWTOやAPEC不信感が強く彼らへの憤りの表明が多く出てました。後、遺伝子組み替え食物の危険性も議題として取り上げられていた。グローバリエーションへの反対表明も強く結論的に主張されています。ここだけ抜き出すと一般人が違和感を感じるけれども説得力は感じます。特に多国籍企業の圧力と言う点でWTOに影響を与える話も、事実ならば、国家の意向を変容させて自社の利益を優先する話だそうで、危険視する理由も納得できます。
実は豊島区でも独自に科学ジャーナリストを呼んで講演会をするそうで、参加出来たら報告するつもりでしたが、先に両国の「経済のグローバル化と私たちの食べ物」の講演で遺伝子組み替え問題を扱ってましたので、先に報告します。その手のNGO専門誌も購入出来たので情報としてはホットとも思える。ちなみに前年の終わり頃から情報も多くなり、これからが企業として怖い方向に動くとも言える。資料として「海外の市民活動 No.85」からテスト段階でアレルギーを発現する大豆の話もあります、これは商品化はされませんでしたが、常にこのCHECKが成功する保証は無いわけです。
講演の主張としては「市民に不必要なバイテク」食品を企業の利益の為に一般人に押しつける倫理観の無さ。も問題になってます。もちろんバイテク表示が無いのも不信感の一つでしょう。私はこの本で「放射線照射食品」は表示義務が米国では有る事、その為に合法であった照射食品は法律で守られていても、店頭にでない事も書かれている。そして今度のバイテク製品ですが、企業は米国政府に法解釈を変えさせてGATTに対して「遺伝子組み替え食品の無表示、市販前の安全テストをしない」事を求める予定だと書いて有ります。怖いなぁ。そこまでするのか>企業。