'日本の原発輸出を考える(97/3/2)


■3月2日(土)
シンポジウム「日本の原発輸出を考える」(東京)13:30〜16:30
文京区民センター・ホール(都営三田線春日駅前)
いずれも前売800円・当日1,000円
シンポジウム・パネラー(予定):
施信民(台湾大学教授)松井やより(アジア女性資料センター代表)
廖彬良(台北市会議員)保坂展人(国会議員)
陳其邁(台湾国会議員)
諏訪勝(フリー・ライター)他に東芝労働者からの発言も予定

ノーニュークス・アジア・フォーラム・ジャパン


gazou1 3/2に文京区民センターで「日本の原発輸出を考える」に参加してきました。 「台湾に核電(原子力発電所)はいらない!!」と、台湾の地元の運動家も自費で 20数名の参加されました。 台湾では、現在、第四原発(龍門原発)の建設を、地元の反対を無視した形で 進められようとしています。その上に今回の下請け業者に、東芝、三菱重工 日立が請け負う事が決まっています。今回は、各社の製品のボイコット運動 を働きかけに来日。なんでも秋葉原でも行動するそうです。 第四原発が建設される場所は「塩寮」。日本軍がその昔最初に上陸した場所。 風光明媚で漁業も発展している場所に、原子力発電所を建設します。 台湾では核電が、環境へ悪影響をもたらしている話もあり、奇形魚の発生、 施設で働く就業者の被爆と死亡の問題と、原発管理の安全性が疑問視されて います。 この集会では、東芝などの国際戦略として、中国へ原発を輸出する事を望んで いるようですが、米国や欧州では既に原子力政策は後退。新規の発電所は2つ しかない現状の中で、メーカー側はアジアでの売り込みを考えています。 企業の利益優先で、環境への影響が大きい原子力発電輸出は、非常にまずい イメージがあるのですが、日本の企業はそれを推進する気です。ちなみに世界 銀行などは、環境への影響が大きい事業に関しては、その融資を断るのですが 日本政府は政府の指導として、大枠融資を支持しています。その上に原発事故 などで、賠償問題が発生した場合は、日本側の貿易保険などで、手当てをする ようで、そこまでしてまで企業の優遇する必要性が何とも・・・。 軍事侵略ではなく環境侵略という形で、アジア諸国にまた迷惑をかけるわけで どこまで行っても悪者の日本。 台湾では現在、核廃棄物の問題で揺れていますし、ドラム缶で10万本も一時的 に保管してある島では、ドラム缶の腐食で危険な状況とも言われています。


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