'三番瀬セミナーNO.5(97/3/8)


■3月8日(土)
東京湾の達人になる(5) 「干潟から来る渡り鳥から観た東京湾」
18:30〜20:30 \500.
飯田橋セントラルプラザ10F第2会議室
講師:石川勉
主催:(三番瀬を歩く東京の会)


gazou1 3/10の18:30pmに飯田橋のセントラルプラザで東京湾の干潟である「三番瀬」 の鳥達の状況を、写真家の石川勉さんの講演を拝聴しました。 スライドで百数十枚の写真は、三番瀬の多様な動物達を、かなり美しく見せて 貰えたので勉強になります。渡り鳥が大好きな石川さんはWWFJapanや日本野鳥 の会などの会員で、野鳥に標識を付けて世界各国で野鳥の動向を調べられるお 仕事もされてます。本来の仕事は中華料理屋の店主の人。 三番瀬に来る200種類以上の野鳥を観察し数量調査もされていますが、シギや チドリ、サギやカモ、ハヤブサからミミズク(地表に生息する種類)まで東京湾 でもこれだけの野生生物がいるのかと、これも驚くばかり。
「東京湾の渡り鳥」石川勉著 晶文社 ISBN4-7949-6120-0 \2,300 で谷津干潟(三番瀬の東側にある)の四季の野鳥を観察しているもの が本になっています。興味のある方はどうぞ。
干潟は、野鳥の中継場所だけではなく、海水の浄化や魚類の養育場 としても重要なために保全は重要でしょう。以下は報道から現状を。 >海や湖沼の4割が危機 市民参加で全国調査 >共同通信ニュース速報(03/04 15:22) > > 身近な海や湖沼が自然のままの状態をどの程度維持しているかを >、日本自然保護協会(東京)が会員や一般市民に呼び掛けて全国規 >模で調査したところ、計千八百四十九地点のうち約四割が危機的状 >態にあるとの結果が四日までにまとまった。 > 地域による調査地点のばらつきはあるが、コンクリート護岸や消 >波ブロックなどによる「人工海岸」での生物の減少、湖沼での水質 >汚濁など各地での自然環境の悪化を示している。
石川勉さんから撮影の許可を貰っています。

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