増えている電磁波過敏症(97/3/20)
■3月20日(木)
増えている電磁波過敏症
場所:13時30分〜16時、東京都・中野区勤労福祉会館(中野駅)
料金:七〇〇円。
講師:
北里大学眼科科学教室講師 難波龍人氏
ホスメニック・クリニック院長 三好氏
共催:
ガウス・アクション&化学過敏症ネットワーク
3/20に参加してきた、電磁波関係の講習会は、100名以上の参加で盛況の方です。まさかこんなに来ると
は思わなかったですが、年配に方も多く、一種独特の雰囲気があります。難波講師の方からは、眼と電磁波
の影響を、スライドで動物実験と顕微鏡写真から説明をしてもらってます。実験用マウス(BALB/Cという白鼠)
を使用し、両側にTVを置いて数日から数週間電磁気を浴びせ、その角膜などの眼の影響を調べたわけ
ですが、電磁気にさらされたネズミの眼の組識は表面が、痛んでいるとの結果を得られたと、報告しています。
それ意外に、花粉症と電磁波の相互作用という事で、ネズミに人工的に花粉症に罹患させて、その後に
電磁波を浴びせると、浴びせないネズムよりは損傷が大きいとの報告。
もう一つの三好氏(ホスメニック・クリニック院長)結構有名な人らしく、無農薬野菜や薬を使わずにアトピー
を治す先生ですが、ガウスメータの販売もしているようで、身の回りの磁場を測定する事を奨めていた。
主に、電気スタンド(蛍光燈)の使用を禁止するなど、身の回りの磁気を発生するような商品は、無くす話を
されていた。電気毛布なども注意すべきと話されていた。
今回の目玉というか、興味を引付けたのは、実際に被害に会われた人々の証言の方で、近所に電波塔(PHSや
携帯電話)、変電所が建設されて、部屋の中で磁石が変化するような「変動磁場」の存在で、体調を崩された
、不眠症状が出る、電磁波に過敏に反応するようになった、などの報告が聞かれます。重傷になると、普通の
蛍光燈にも反応してしまい、外出不可能な状態になるそうで、普段の生活にも重大な支障が出ています。
ちなみに、コンピュータのVDTに反応してしまう人もいて、職場を離れても、後遺症が出て電磁波が強く
なるような場所(鉄塔や電車など)に近寄れなくなる話もありました。
自然界には400〜500mG(ガウス)の磁場が存在しますが、電磁波過敏症は数十mGでも体質が変化し、様々な
電磁波に反応してしまう人達が、いるようです。化学物質過敏症の人もいるように、電磁波に対して、敏感
になる人もいるようで、最後の質問には、地震が事前に関知できる人の証言まで、ありました。まあ、この話は
他人から見ると、深刻でもないのですが、当人にとっては、その過敏に反応してしまう体が厭わしいのも
事実でしょう。
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