安保再定義(97/3/22)
■3月22日(土)
シンポジウム 沖縄・アジアを通して安保再定義を問う
13時〜17時分科会
17時30分〜20時全体会
東京都・文京区民センター/文京シビックセンター(春日駅)。
全体会発言者・加々美光行ほか。
いつもの文京区民センターで1:00pm〜9:00pmまでの連続講演に
参加してきました。疲れた。
「沖縄・アジアを通して安保再定義を問う」が元の議題ですが、沖縄問題よりは反戦運動の組織内からの批
判&批評&行動指針的な話。反戦運動が湾岸戦争あたりから、内部矛盾が出てきた事や、いわゆる歴史修正主義者などが左翼
運動内部から、転向者を出した話です。これもメモ取りが膨大で疲れたけど、素直な感想を言えば、あ
んまり、沖縄に関しての話題は多くなかった。集会決議(案)は貰ったけど中に書かれている「沖縄緊急行動」の話も出なか
ったし(最後に説明されただけ)。
分科会は4つ程に分かれていました。その中の1つ「ポスト
湾岸戦争・反戦の論理と連帯の構想」に参加してます。20人以内でしょうか、やたらと若い人
が多いのですが、みなさん一般参加というよりも、組合員の人ばかりのような気もする。
名前を呼び合い、室内はけっこうなごやかでした。
大筋は、「マルクス=レーニン主義の瓦解と共に、平和運動の矛盾点がソ連崩壊
と共に露呈した」と解釈してます。反戦運動の批判的な話です。今後の展望と
言えるような、形にはなっていませんでしたし、かなり手詰まりのような感想を
漏らしていた事を覚えています。ヨーロッパの反戦運動家達や論客は、あの湾岸
戦争の時に、「反対」するか「賛成」するかで、今までの論理構築を捨て去る局面
もあったようで、賛成側に回った人達の中には「ナチのガス室」の存在を否定するような
歴史修正主義者が出た、話もありました。今、流行の「従軍慰安婦問題」で活躍(^_^;
している藤岡氏らも、湾岸戦争で考え方が変わったと述べてもいた。
3、ポスト湾岸戦争・反戦の論理と連帯の構想
会場:文京シビックセンター5F研修室
問題提起:栗原幸夫(AALA編集委員会)
鵜飼哲(一橋大学教員)
冷戦の終結と湾岸戦争を経て、かつて反戦平和運動を担ってきた勢
力が音を立てて崩れつつある。それは、日本に限ったことではない。
西欧も含めた同時代的現象としての戦後反戦平和運動の解体状況の意
味を考えることを通して、これからの運動の論理を展望したい。また
それにも不可欠な日本の戦後の運動の批判的検証を通して、連帯の構
想の糸口をさぐってみたい。それらをふまえて、沖縄と連帯しうる新
しい反安保運動を模索できればと考える。
『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』
[aml]沖縄アジアを通して安保再定義を問う(3/18配信から引用)
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