長野五輪反対運動の集会に参加(97/3/29)


■3月29日(木)

やっぱりオリンピックなんていらない!
長野五輪招致活動費返還訴訟報告集会

とき:3月29日(土)18時30分より
ところ:日本キリスト教会館4階(地下鉄東西線早稲田駅5分)
報告:江沢正雄 他
会場費500円

黒板
長野五輪反対運動の集会に参加

3/29に早稲田のキリスト教会館で長野五輪反対運動の集会に 参加してきました。オリンピックの誘致活動に使用した公金 (9.2億円)の返還請求の裁判結果の報告です。
東京高裁での判決は、敗訴。検察審査会に、検察の判断の不 服を申し立てても、駄目だったそうです。 この経緯はかなり複雑で、要約するとオリンピック招致委員 会が、金の使い道の不透明さを指摘したわけですが、法律の 解釈上でも異質な判断だったのに、負けてしまった。
どうもこの裁判の場合、弁護人を置かなかった事実がある。
この手の裁判に強い弁護士が居なかったのと、この手の裁判 に強い弁護士が、どうやらオリンピックに強い共感があった らしく、雇えなかった話です。
後、このオリンピックは、史上初、子供料金が存在する大会 だそうで、長野県は県内の小中高校に、児童を参加させるよ うに、命令というか要望を出しています。又、児童用の観戦 席も設けた話がありました。
資料を貰ってきましたが、費用の捻出にいまだに苦労してい る話や、自然破壊の増大もあり、オリンピックの意義とずれ ている現実がある。(何だかなぁ)

  **  長野冬季オリンピックが一年後に迫っている。マスコミのオリンピックムーブメ ントの煽りも加熱してきた。だが長野現地の反応はいまひとつだ。長野市民の多く は、「ここまできてしまったからしょうがない」と思ってはいるものの、自然を破 壊して建設した競技施設の大会後の維持費、わずか2週間のオリンピック競技にか かる莫大な運営費などで自らにふりかかる負担に気づきはじめているのだ。バブル に浮かれた金融資本(八十二銀行)と土建業社、そしてマスコミ(信濃毎日新聞ほ か)が金儲けのために策謀した長野冬季オリンピックは、当初から住民意志など関 与していなかったのだ。そしてそのツケは、「バラ色の」オリンピック理念と開発 幻想を餌にオリンピック賛成を強要された長野市民に押しつけられてしまった。今 回の集会は、オリンピック招致活動に長野県から支出された9億2千万円の県への 返還を求める裁判の高裁判決報告集会です。行政が深く関与していたオリンピック 招致委員会は、はたから見れば「公共」団体ですが、われわれが招致委員会の収 入・支出の内訳を問うと、「任意団体」であるとして非公開を決め込む。おまけに 会計帳簿は市民の目にふれるのをおそれてか「わざと」なくしてしまう。こんなデ タラメ以外にも、裁判の過程でさまざまな問題が露呈してきた。問題点を整理しな がら長野オリンピックに反対する視点を皆さんと共有したいと考えます、ふるって ご参加下さい。
『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』
From: 和田 彰夫
Subject: [aml:4278] Anti Nagano Olympics
Posted: Tue, 25 Mar 1997 18:34:00 +0900
X-ML-Name: amlから引用

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