憲法50周年記念集会(97/5/3)


■5月3日(土)


日 時:平成9年5月3日(土) 午後2時半〜午後5時
場 所:江戸東京博物館
参加費:500円
主 催:「私と憲法ひろば」実行委員会

#1 #2 今日は憲法50周年記念集会 Pagori

に参加してきました。江戸東京博物館で、参加者は多かった。500人は来たと 報告されています。ちなみにどでかいホールが満員ですから、それくらいは 居たと思える。

午後一杯つかって10人前後の講演がありました。「歴史の転換期に見る憲 法の意義」歴史学者の色川先生の講演は、国民国家の終焉ともっとグローバ ルな視点から、2020年頃には、アジア地区は中国が核になって日本も中国よ りに方向転換するだろう事を、指摘する米国の政治学者の話が出ていた。 その学者の話では、米国側から見たときに日本を足場として安定化の駒とし て使うよりも、中南米やヨーロッパに目を向けた方が良い事を語られていた。 色川先生は改憲主義者だそうで(自分で言ってるけど)もっと使える憲法に するために、積極的に憲法を変更したいそうです。その場合でも、日本人の 幸福追求の為ではなくて、全地球的な視点での条文変更を望んでいるように 聞こえた。

自由主義史観への批判や「安保再定義」の話もあり楽しめた。客層はかなり 年齢が行っている人達が多く、若い人はあんまし居ない。後ろの席では、天 皇制の批判してる人も年配者も居て、結構騒がしかった。(^_^;

なんか最近の自由主義史観批判は、もう定番化しているというか、かなりバ シバシ叩かれています。自由主義史観の賛同者から見れば、こうゆう動きに してしまうのは、やっぱり失敗だったろうし、逆効果にしかなってません。 耳目を集めた段階で、自由主義史観というか日本優越主義者が、取るべき態 度は、もっと穏便に日本人が過去の行動に対して謝罪するフリをする位の、 狡猾さが欲しかった。多分そんな知恵も回らない程に、主義者として固まっ ていたのでしょう。そうゆう意味で、自由主義史観の人達の天然さがにじみ 出ていると、最近見えてきたのが楽しい話。


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