インドネシア・日本適正技術会議 Pagori
APEX(アジア民間交流グループ)の主催する「インドネシア・
日本適正技術会議」に参加してきました。当日なんで1500円。
企業の社長さんから民間団体の支援者まで、多彩な人々の講演を拝
聴できました。かなり勉強になります。「回分式活性汚泥の妙味」
から、生活排水の浄化を目的に、従来の複雑な活性化汚泥方式より
も構造が単純な、一つの槽(下水の処理をする場所)で処理できる
のが回分式活性汚泥方式。
素堀り(地面に穴を掘っただけ)をして、そこにゴムシートを敷い
て処理できるので、従来より低コストで実現できる。酸素を無理に
入れないで、微生物に硝酸呼吸をさせて還元させる事で、反応槽を
増やす必要が無い。残った汚泥も、悪臭が無く庭先の肥料にもなる。
んで、何故にこうゆう環境技術が普及しないかというと、単純に支
援を要求する国が「高コスト低レベル」の技術に対して、文句を言
わない。設置される方が、要求を出さないので、無駄に金を使って
しまう。
一見他国の事に見えて、実は先進国はお金を出しているわけですし、
その技術を提供する企業が、要求を上げない「顧客側」に従来の「
高コスト低レベル」の技術を押しつけ続ける話は、聞いてみれば目
を覚める。
声を出して行くって話は、現場では聞かされる話だけど今回のそれ
も同じ構造です。支援を受けているからって、要求が出なければ、
技術革新はあり得ない、それ以上にその技術の見直しをしない提供
側もちょっとまずいかもしれない。
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