公開講座「リサイクルと廃棄物について考える」(97/06/28)
■6月28日(土)
集中講座「リサイクルと廃棄物について考える」
ごみゼロ社会を目指して
時間:13時〜17時
料金:無料
場所:東京大学安田講堂(文京区本郷7-3-1)
プログラム:
1 日本と世界のごみ問題、現在と未来のごみ処理社会システム
(株)オストランド 八太昭道氏
2 廃棄物処理の課題と展望
東京都 石川禎昭氏
3 紙のリサイクルに関して−古紙回収システムの現状と問題点
関東製紙原料直納商工組合 滝本義継氏
4 プラスチック・リサイクルの現状と問題点
プラスチック処理促進協会 日向寺明夫氏
5 生協におけるごみ減量・リサイクル活動について
コープとうきょう商品検査センター 神永玲氏
6 パネルディスカッション「ごみゼロ社会を目指して」
主催:東京大学工学部化学システム工学科
連絡先:東京大学化学システム工学科 堤敦司
集中講座「リサイクルと廃棄物について考える」 Pagori
台風8号が関東地方に接近中に、東大の安田講堂に行ってきたのですが、ずぶ濡れ。
(ちなみに台風8号は死者2人、不明1人、負傷38人の被害-警視庁)無料と言うことで
負担が軽くて助かりますが、結構、不手際が多くてバタバタしていた、ハウリング
で耳が痛いわ、裏方さんが表面で動き過ぎるわで、どうも気になってますが、講演
内容はそれなりに有意でした。「日本と世界のごみ問題、現在と未来のごみ処理社会システム」
では、環境ビジネスのを成立させるためには、法規制が有効である事を強調。
「廃棄物処理の課題と展望」都市資源としてリサイクル
製品をもっと購入すべき話と、古来(江戸時代)からゴミを収集するのは有料であり、
これを促進する話。
「紙のリサイクルに関して−古紙回収システムの現状と問題点」
は、もっと紙を収集して、教科書などに使用すれば需要は、開拓できると古紙業界の方向を提示。
「生協におけるごみ減量・リサイクル活動について」
では、生協で実際にリサイクルなどの運用をした実績を提示。アルミ缶回収が販売に対して121%にもなり
成功(余分の21%は、他店の製品が回収されている)。リサイクルコストは、アルミ缶の場合は
1缶あたり5.2円位と割高。又、生野菜などのトリミング(レタスは表面の葉っぱを剥いて、きれい
に見せる)の処分を、コンポストなどで処分し容量を激減させる話。
最後の「パネルディスカッション」は、会場からの質問を受けて
の応答でしたが、うーん、これはちょっと失敗してたかもしれない。私はこの時点で別の集会に
移動してしまった。質問と答えを上手く引き出すには、議長役がきれいに整理しないと、漫然と
進んでしまうので、かなり難しいのですが、その部分が残念のようです。ちなみに200名前後は参加
していた。悪天候の割には、大勢の方です。客層は中年以上の方が多かった。天候が良ければもう
少し集まる事を期待できたかもしれない。
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