とめろ!憲法違反の盗聴法案 Pagori
組織的犯罪対策法が、かなり広範囲に、市民の活動を縛る可能性があり、
それに抗議する形の集会です。台風8号が接近している最中にもかかわら
ず、満室に近い集まりです。客層はかなりばらばらで、学生から熟年以上
老若男女で、幅が広い。それ以上にピアスをした20代前半まで居るのには
やや驚いた。そんなに、この集会は興味深かったのだろうか?。
講演の方で、盗聴の合法性に関して色々お話がありましたが、ドイツの大盗聴
と小盗聴の区分けの部分はおもしろい。小盗聴は電話線に設置するモノ、大盗聴
はありあらゆる手段を使って生活の全てを監視する法律で、現在これが法律として
認められる話です。そうなるとプライバシーは一切無くなります。ドイツはこの
法律が通りそうでもあるとの事。日本でこの「組織的犯罪対策法」が施行されると
無制限に近い形で(裁判所から令状を取る必要はあるが、現状では申請すれば審査
などをせずに100%取れる話もある)、盗聴が出来る事になり犯罪者云々で縛るのでは
なく、令状を取る側の任意で、いつまででも監視を続ける事になる、言わば反体制側
にしてみれば、これ以上の圧力は無いとも言えます。
またNTTの職員の方が、実際に盗聴の苦情が
来ると、現場でその撤去をする場合があり、興信所や不動産関係で設置してある
実例の話を聞けました。現状では、弁護士会やマスコミも動きが鈍く、プライバシー
や結社の自由を侵害するかもしれない、この法案に対してきちんと批判できてないようです。こうゆう形で、市民側が又、圧殺するような動きがあるならば、
非常に危険な世界の到来の可能性は否定できません。