とめろ!憲法違反の盗聴法案(97/06/28)


■6月28日(土)

「あなたの携帯・ファックス・メールも覗かれる」
 とめろ!憲法違反の盗聴法案(組織的犯罪対策法)6/28集会

時間:18時〜21時
料金:700円
場所:神田パンセホール(東京都千代田区西神田3−9−10)
プログラム:
第1部 講演「盗聴法案と憲法・刑事訴訟法」
  水島朝穂(早稲田大学・憲法)
  白取祐司(北海道大学・刑事法)
第2部 全国弁護士ネット劇「盗聴立法が施行された日」(仮題)
第3部 パネル討論
  佐高信(評論家)、北村肇(新聞労連委員長)
  NTT労働者、小倉利丸(富山大学)
第4部 さまざまなフィールドから

主催:破防法・組対法に反対する市民連絡会

連絡先:日本消費者連盟 
日本キリスト教団社会委員会 
日本カトリック正義と平和協議会 


集会中集会中とめろ!憲法違反の盗聴法案 Pagori

組織的犯罪対策法が、かなり広範囲に、市民の活動を縛る可能性があり、 それに抗議する形の集会です。台風8号が接近している最中にもかかわら ず、満室に近い集まりです。客層はかなりばらばらで、学生から熟年以上 老若男女で、幅が広い。それ以上にピアスをした20代前半まで居るのには やや驚いた。そんなに、この集会は興味深かったのだろうか?。 講演の方で、盗聴の合法性に関して色々お話がありましたが、ドイツの大盗聴 と小盗聴の区分けの部分はおもしろい。小盗聴は電話線に設置するモノ、大盗聴 はありあらゆる手段を使って生活の全てを監視する法律で、現在これが法律として 認められる話です。そうなるとプライバシーは一切無くなります。ドイツはこの 法律が通りそうでもあるとの事。日本でこの「組織的犯罪対策法」が施行されると 無制限に近い形で(裁判所から令状を取る必要はあるが、現状では申請すれば審査 などをせずに100%取れる話もある)、盗聴が出来る事になり犯罪者云々で縛るのでは なく、令状を取る側の任意で、いつまででも監視を続ける事になる、言わば反体制側 にしてみれば、これ以上の圧力は無いとも言えます。 またNTTの職員の方が、実際に盗聴の苦情が 来ると、現場でその撤去をする場合があり、興信所や不動産関係で設置してある 実例の話を聞けました。現状では、弁護士会やマスコミも動きが鈍く、プライバシー や結社の自由を侵害するかもしれない、この法案に対してきちんと批判できてないようです。こうゆう形で、市民側が又、圧殺するような動きがあるならば、 非常に危険な世界の到来の可能性は否定できません。


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