長野冬季オリンピックに反対する連続講座(97/07/26)
■7月26日(土)
第2回「パラリンピックの光と影」
場所:東京都・日本キリスト教会館(4F)
日時:17時30分(6:10pm)〜
資料代:500円
講師:山本勝美氏
主催:長野冬季オリンピックに反対するネットワーク
長野冬季オリンピックの問題点*─*短期集中講座
「本来のスポーツには、レクレーション(楽しみ)と体力づくり、健康法の両面があげられる。
しかし、これに競技の性格が加わり、「勝つ」「負ける」が前面に出るや、始めの二面は
かき消されて行く。さらに、国家によって政策化されるとき、国体・身スポ大会のように
国威発揚、体力開発のために利用されてゆく。そうした動向に一方で抗しつつ、同時に国家
や誰かの為でない、わたしたちにおっての体育やスポーツのあるべき姿を模索してゆきたいと思う。
それは他者をけ落とすような優生思想・能力主義的なものではなく、日常の中で健常者も共に
楽しめ、個性と持てる能力のままたしなむ健康法といったものではないかとイメージしている。」
「まやかしの"祭典"−身障者スポーツ大会」(会場の資料から引用)
私はまだ、この理屈が了解できていません。ただ、身障者と交流がある山本勝美氏からすれば
現状が、何か不公平という感じを強く持っているのかもしれません。私は身障者に不利益な形
で社会が構成されていたら、それは批判すべきとも思ってますが、だから全てのスポーツを、
解体して何か別の方法論で、世界を構成すべくとは思っていません。思っていませんが社会が
そうゆう風な世界にならないとは言い切れません。私が見ている講座はある意味で、そうゆう
社会を変容させる先端の部分かもしれない。
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