1997年8・15集会 講演とパネルディスカッション(97/08/15)
■8月15日(金)
市民が切り拓く未来 危うい日本と21世紀の選択
時間:午後1時〜5時(12時半開場)
料金:1000円(中・高生500円)
場所:総評会館(御茶ノ水下車 千代田区神田駿河台2-17)
講演:日米関係の再定義(小田実)
パネルディスカッション:
日本の戦争の犠牲者たち(内海愛子)
新自由主義史観と日韓・日朝(李義茂)
新ガイドラインと日本(林茂夫)
実行委員会代表あいさつ:
55年目の「青島」再訪(日高六郎)
主催:1997年8・15集会実行委員会
「市民が切り拓く未来」の集会 Pagori
8/15は、終戦記念日なので、集会は多かったです。神保町の交差点でも、反戦
デモ行進が雨の中で行われていました。
御茶ノ水の総評会館は、初めてなもので、迷ったあげくにやっとこ到着した時
には、既に満員(この日は400人近く集まっています)。席が足らずに壁際や、
机の横の通路にまで、パイプイスを置いて拝聴してます。
参加費は1000円。
朝生でも論客として参加される小田実氏の講演「日米関係の再定義」は、聞き
応えがあるものでした。ただ論点がどんどん流れるので、まとめるめて説明す
るのは難しいです。(^_^;「新自由主義史観と日韓・日朝」李義茂氏は、自由
主義史観の持つ「傲慢」さは、現在の日本で生き残っている、日本人以外の、
アジア人への蔑視感情を説明されています。自由主義史観といわれる、ある種
の「自国優先主義」的な姿勢が、やはり他の国の人々を不当に扱ってしまう、
原因とも解釈できる内容でした。「新ガイドラインと日本」林茂夫氏は、新し
いガイドラインの問題点を指摘していました。自国から周辺へ、防衛から支援
へ(米国の兵站部隊として、日本が税金をもっと使って支援する)と変更され
た話です。なんか、過重がさらに増加しただけで、日米の不健康までに密着し
た同盟(というか属国)関係が見えてきてます。
客層は、老若男女ですが、若い男性はあんまし見えない。若い女性も結構目立
って、ますが、大半は中年以上の男性です。
back