いどばた会議(97/08/22)
■8月22日(金)
放射性廃棄物(ごみ)を考える「核のごみを青森へ押し付けるな」
時間:18:30時〜
料金:700円
場所:神保町区民会館
プログラム:
問題提起:山崎久隆さん
主催:たんぽぽ舎
8/22(金)に、「いどばた会議8月例会」に参加してきました。広瀬隆氏の
チェルノブイリの原発事故は、実は「地震」による事故だった可能性を指
摘されてます。なんでもNHK教育のTV番組で、そうゆう内容の放送があった
そうで、調べている最中との事。日本も地震国ですから、同じ事故が起こ
らないとも言えない(~_~)
もう一つはたんぽぽ舎の山崎さんのお話で「プルトニウムを軽水炉で燃やす
危険性」。
通常は、ウランを燃やしてエネルギーにするわけですが、その家庭でPu(プ
ルトニウム)が、核廃棄物として出ます。このPuはいくつか種類があって、
Pu239,Pu241,Pu240等が存在しますが、このPu239が全体の6割程度。
この状態ならば、アルファー線を出すくらいで、比較的に密封処理がしやす
いそうですが、これを実はリサイクルをして、再度燃料として使うのですが
その回数が増加するほどPu241やPu240などの、中性子を出す(それだけ危険
性の高い)種類が増加するそうです。
そうなると、やはり密封処理がしにくくなる、つまり危険性が高くなる。
そして、もしそのようなリサイクルPuで、原発事故を起こした場合、被害
が面積で4倍も違う。シュミレーションとして新潟の柏崎原発で事故を起
こした時に、UO2(ウラン)とMOX(Pu燃料)では、急性障害(重大な影響)の
範囲が、新潟県全土を越えて佐渡島それ以上までに、範囲が広がる。
最近の原子力発電事業は核廃棄物のPuが増加して、その処理の仕方が問題で
何とか「再利用」を考えていたのですが、「もんじゅ」の事故で、Puの処理
研究が停止してしまった。それで過渡的にMOXを使うのですが、上記のように
危険でもある。なんか、行き詰まりの感じがする。
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