ビデオ「盗聴法」完成上映会 (97/09/28)


■9月28日(日)
ビデオ「盗聴法」完成上映会

時間:13:30〜
料金:700円
場所:シニアワーク東京
主催:ビデオ「盗聴」作成委員会
内容:
ビデオ鑑賞

ビデオ「盗聴法」完成上映会 Pagori 9/28(日)に、シニアワーク東京の地下で、ビデオ「盗聴法」を見て来ました。 30分ほどのビデオの内容は、ファーストシーンは路上で一般人のコメントを取る 所で始まり、盗聴の被害を受けた実際の事件を検証しながら、警察の行なった秘 聴の方法、その秘聴の機械を作ったメーカーの人の証言、その事件にかかわった 弁護士のコメント、そして「盗聴法」が制定された後に起こる事を予測した寸劇 が少しだけ載せてある。 何故か、この盗聴法に関しては、netでも受けていて(?)、賛成する人、反対する 人がけっこう活発に動いてます。前回、神保町で寸劇が行われた集会では、老若 男女が参加していて、ピアスをした若者も最前列で見ていた位に盛況だったので すが、今回は、随分と人数も少なく、落ち着いた雰囲気で見れましたが、やや寂 しい。参考として 組対法についての社民党幹事長談話
http://www.erde.co.jp/~masaru/mapplethorpe/syamin.html
法務省会見・内容報告
http://www.ifnet.or.jp/~miki/ilc/touchou/kaidan.html
『市民運動のためのインターネット――民衆的ネットワークの理論と活用法』
http://ns.shonan-inet.or.jp/~kuri/hoi.html
最近の政府の動向は、「自由を束縛」する方向に傾いてます。実際、オウム事件 が起こる前に、宗教団体にも一定の監視があれば(あれだけ非常識な団体だった わけなのに、野放のし過ぎ)あんな、事件を起こす前に、抑止出来たかもしれな いのですが、それでも、本当に「盗聴」をする事で、あの事件を、止められたか ?というと、疑問でもある。公安が既に侵入していたとか、その職員が殺されて いた、なんてかなり危ない噂もありますが、少なくても警察はかなりの情報を、 得ていたのも事実な筈。それでも、あのサリン事件が防げなかったわけです。 「盗聴」が絶対的に有効な手段ならばいいのですが、どうも米国の実例を見ると コストが高い、検挙率が低いなどの話を聞くと、あまり有意でもない感じがする。 そして、「盗聴」が可能になったとしても、それに対抗する手段を、取られたら それで終わりなわけで(盗聴の可能性を考えて、危ない話を犯罪者がするとは? 考えられない)、作られたとしても、犯行を犯す側が用心深くなるだけで、意味 は無いと考えるのが、当たり前の思考。 ちなみにinternetやFAXなども受信する方向らしいのですが、結局それも犯行を 犯す側が「符丁(暗号)」を使ったり、デジタル的に本当に暗号で送られたり したら、やはり盗聴しても意味が無い。 結局、犯人側がさらにずる賢くなり、一般人はプライバシーの侵害に脅えるとい うほとんど意味のない、法案と思える。(^_^;


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