「臓器移植を見直す−世界の潮流と日本のこれから−」
(97/10/10)
「臓器移植を見直す−世界の潮流と日本のこれから−」
時間:13:00開場
料金:1000円
場所:早稲田奉仕園
「臓器移植を見直す−世界の潮流と日本のこれから−」 Pagori
10/10、早稲田奉仕園で臓器移植関係のシンポジウムを拝聴してきました。
臓器移植法に反対する方向の集会ですが、ちょっと色々考えさせられたと
いうか、何だか判らなかったというか、判断が難しかったです。(^_^;
要約すると(これも失礼だが)脳死の判定が妥当なのか?という疑問が提
示されていた。米国では、脳死者から臓器移植をする時に、モルヒネを使
って、摘出するそうです。今までは麻酔を使わずに、摘出していたのか?
つう疑問もありますが、脳が死んでいるわけだから、痛みも感じないと解
釈して、摘出していたのかもしれない。
実は、脳死と言っても、実は意識があるのでは?との予測や、痛みを感じ
じる可能性が指摘されていたらしく、「脳死」といっても様々な状況があ
るらしい。そうなると、臓器移植優先で「脳死者」から臓器を摘出するの
は、ある意味で「患者」の人権を侵害する可能性もあるわけです。
このシンポジウムでは、そういった「現場の行きすぎ」を心配する姿勢が
提示されていました。
この話題も、一般人が気にしていないと、どんどん人体の再利用への歯止
めが無くなる可能性もありますから、適当な所で突くのは間違いないのか
もしれない。最近は、無脳胎児からの臓器提供の話や、遺伝子操作をした
動物から、人間に必要なモノを作りだす話もありますから、まぁ怖い。
貰った資料の中には、「脳低温療法」への言及もありますが、知識がない
のでよくわからん(^_^;
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