井戸端会議11月例会 (97/11/14)




時間:6:30pm〜
料金:700円
場所:神保町の区民会館




温暖化防止のための原発20基増設の話 Pagori 11/15(土)に神保町の区民会館に参加してきましたが、政府が地球温暖化 防止の為に、原子力発電所を作ってCO2の排出抑制をしましょうって話で すが、日本で原発を20基も増設できる余地もなければ、計画自体「無理 」な事を、認めている通産省関係の人間の談話もあるそうで、提示された 話そのものが「無価値」であるようです。ちなみに配信では *** _#「<温暖化防止>政府の省エネ対策 ポイントを分析」 _#(毎日新聞ニュース速報 10/14 02:02 ) |●原発20基 | |対策の試算をエネルギー消費量(原油換算)で見ると、産業5%増、民生3 |3%増、運輸18%増で、全体で90年の3億4900万キロリットルから |4億キロリットルへと5100万キロリットル(15%)増になる。 |この食い違いのナゾを解くカギが原発の増設。現在約4500万キロワット |の原発の発電量を2010年に7050万キロワットに増やすのが政府の試 |算の前提。これだけでCO2排出量が250万トン減る。しかし、そのため |には出力130万キロワット規模の原発約20基の新設が必要。「腹をくく |って何がなんでもやる」(岡本巌・通産省環境立地局審議官)というが、「 |新設には15年以上の年月が必要。増設なら全国で約10基は可能性がある」 |(業界筋)というのが実態。政府の試算は机上の空論に終わる恐れが強い。 *** 他のメディアの論調とも一致してます。原子力発電所が、放射性廃棄物を出す のは自明の事ですが、それの処理に莫大な金を使い始めている。高レベル廃棄 物を固めてキャニスターと呼ばれる「ガラス固化体」にするのですが、その管 理費用が八億五千万円。と推計する資料もあります。日本人は電気料金として 廃棄物を安全に管理する費用を払い続ける。金がいくらあっても足りない(^_^; 実際、このあたりの金の動きは、常人の感覚とは離れてますから使い道の無い 「廃棄物」を管理する為に、何千億もつかわないといけない話をされてしまう と、もう普通の人には「現実味」が無くなる。原子力発電所は、本当は必要不 可欠なものでもなく、わざと電気を無駄に使わせるようなものを、売りながら 電気消費量を増加させる、増加したら原子力発電所を「作る」事で関連企業が 潤う為に、さらに電気消費量を増加させる構造なわけです。 電気が足りないとか、必要不可欠だから、原子力発電所を作っているわけでは ない。過剰な護岸工事や不必要な公共事業と同じ構造とも言われてます。 本当はそんな工事があるから中小企業の仕事もあるわけですが、原子力発電所 の場合は「廃棄物」がやっかいですから、そんなものを造らせない形にしない と後でその管理費用が莫大な話になる。そのうちに管理をゆるめて、処理する 話にもなります。現実に、低レベル廃棄物は、一般ゴミと同等に扱う法律を作 るようですから、放射性(たとえ微量でも)ゴミが、山中の処理場に棄てられ る可能性も出てます。 この日のお話では、日本原燃の累積赤字が500億円(予測)との資料も貰えまし たが、政府から補助金を貰いながら無理に黒字に見せてますが、実は大赤字 なんて話です。またその補填には「日本開発銀行」から出ている話や、その 元は「郵便貯金」という話も拝聴できた。 せめて放射性廃棄物がでない発電所を作ってもらわんと(^_^;

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