「どうなる、どうするODA 日本のODAへの提言」 (98/01/10)


ODA10%削減

時間:14:00〜17:00
料金:無料
場所:四谷/上智大学 中央図書館


ODA>「10%が削られる」 Pagori 外務省のイベントで行政改革で「10%」削られる話が出てました が、1/10に四谷の上智大学で「どうなる、どうするODA 日本の ODAへの提言」を拝聴してきました。良い話を聞くとお勉強にな ります。(始めは商用netでも結構お勉強になると期待していたの ですが、どうも(^_^;) 講演の内容の方は外務省の方も講演者として語られていましたし、 資料もいただけましたが日本のODAのある意味での「方向転換」 の姿勢が見られる話です。環境への配慮を促進する事を、(資料で) 明示されていますが、今までの方針そのものが実は環境破壊を促進 していた面も、ありやや遅い気もしてました。 ただ他の講演者から指摘されていたODAを受けた側の、ODAの 内容に関する「情報公開」が今だに遅れている事と、環境審査をす る部門が、50ヶ国を審査しても7人程度でしか無い。IMFの同じよ うな部門では数千人のスタッフが居る話を聞くと、やはり不安にな る。日本のODAが戦後保障の代わりに使われていた話を聞くと、 単に賠償だけの為に、逆に日本企業進出しやすいようにインフラ整 備をしたいが為に、ODAをしてんでは?とも感じる。 で、最近は「国益」の為のODAという事で、ODAを削減する事 が「国益に反している」を外務省が主張した話もあります。 それは、まあそうかもしれないけど(^_^; このあたりの話題は、ODAが安全保障の代わりの役割を持ってい る話もありますが、本来の意味でのODAとはまた別の意味を持た せようとしている感じもする。 何にしても地元の環境に影響を与えるようなモノを与え続ける方針 だと、環境変化が結局は日本にも悪影響を与える可能性もあるわけ で、それこそ「国益に反している」とも感じる。

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