アジア記者クラブ例会 (98/01/14)


1998朝鮮半島情勢を読む

時間:18:30〜21:00
料金:1500円
場所:新宿リサイクル活動センター(高田馬場)
講演:重村智計(ジャーナリスト)


半島問題の行方 Pagori ちょうどタイミングが良いというか目に付いたPageで1/14の「アジア記者クラ ブ」の例会で重村智計氏が出席されると聞いて、参加してきました。非常に気 さくに、お話をされていましたが、いろいろお話が聞けて勉強になります。 重村智計氏が考えている半島問題は国際的なパワーバランスを重視しています から、冷静ですし的確な部分が多いと思えます。その中で注目をしたものに、 「朝鮮半島統一」問題がありますが、ここ十数年無いと見ているようです。と いうか、半島問題に影響を常に与えている中国がそれを容認するとは思わない 話。逆に「崩壊」の話でも同じく、崩壊する事で不安定な要因が増大すればそ れだけコントロールできませんから(難民は中国へも大量に出るでしょうし) それは防がなくてはいけない。だからこそ、中国軍が北朝鮮軍に支援をする話 があるわけです。 崩壊はさせないし、だからといって統一も困る(在韓米軍の北上が嫌というわ けで)のならば現状維持しか無いですし、このまま分断が続くと見た方が良い ようです。 北朝鮮3年崩壊説は、週刊誌でも新聞でも取り上げられていますが、周辺諸国 としては崩壊された事で、その国を引き受けられなければ、非常に迷惑とも言 える。今、北朝鮮が崩壊して困らない国が逆に居ない。だからこそ、周辺諸国 も、国連も米国も支援をして、安定化に力を入れているという解釈のようです。 多分それが妥当な意見なのでしょう。 ノドン関係も聞いてみましたが、やはり技術的にできる状況では無い。これは 他の軍事専門家が指摘する事と一致しています。作れるほどの余裕が無いよう でもあります。

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