「海をこえひびきあう心−沖縄・韓国をつなぐビデオと歌と報告と−」 (98/05/05)
沖縄の名護ヘリポート問題で昨年の名護市長選挙、市民投票などを撮影したドキュメント
ビデオの上映会を行ってきましたが内容的には現場を記録することに徹している感じで、
あまり背景説明などはありません。50時間分のフィルムから削って削って38分にした
そうで確かに濃縮している感じはあります。その後にミニ・コンサートと韓国から来日し
ていただいた「コタッジ」(男性1人・女性3人)のメンバーとの合同コンサートで、か
なり感動。とくに「コタッジ」の「火の鳥」は男性ボーカルの声域が大きく日本でCDデビ
ューすればけっこう売れそうでもある。海上ヘリポートに関しては、極東に本当に必要な
のか疑問でもあるし膨大な税金を使ってまで建設する意味はあまりない。その金で地域復
興するなり自衛隊の駐屯に切り替えるなりしたほうが無難でしょう、ただ政府も
「現時点では名護市沖の海上へリポート建設案が最善策だ」とした上で、「ボールは今や沖縄県側
にある。県から現実的な案を示してもらいたいと思っている」(時事通信ニュース速報 05
/02 08:44)と鈴木宗男北海道・沖縄開発庁長官が語るニュースもあり、陸上基地の案
の検討も入ってますが、無理に米軍に居てもらう必要も実はない。半島問題で今後、北が
南進する可能性もあまりないというか、ほとんどありえないシナリオなわけですし、今の
まま米軍が沖縄に駐屯する意味も昔ほどは薄れている。その部分を考えれば、貴重な自然
環境を保全するためにも海上基地は作らせるべきではないですし、税金の無駄使い的に
ヘリポートを作らせる意味もない。もっとも今の日本人の中に「沖縄に絶対に基地を作らせる
べきだ」なんて人もあんまし居ないでしょうが。
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