「国立科学博物館」の「地球のなかまたち」 (98/05/17)
元はといえば上野動物園関連のページを見ていたのをきっかけで、発見したわ
けですが、前に見たのは何十年前だ(^_^;たぶん二十五六年前だと思えるが。
その当時は硬質でガラスケースが陳列してあって、やはりホルマリ漬けの標本
の世界だったしかし、今回見た「国立科学博物館」は小奇麗にさっぱりとした
イベント会場のようです。今年は
★国立科学博物館創立120周年記念特別企画展
「地球のなかまたち」開催中
http://www.kahaku.go.jp/
との事で、本館の1階〜3階まで主に「生物」を扱った展示が多い。
まず1階は「生物の進化」では、主に化石が多いです。やはり昨今の恐竜ブー
ムのせいなんでしょうか?地下の売店でも恐竜関連のグッズが多い。恐竜の化
石ばかりではなく、人類の祖先の化石や古代魚の化石、シーラカンスの剥製、
マンモスの骨格標本なんかも見られます。というか、改めて見学してみると、
狭い。妙に狭い感じがある。子供の頃は広々としていたというか、恐いくらい
に寒々とした感じがありましたが、今では狭苦しい感じすら憶える?
で、2Fでは現在の「生物の進化」ということで、多様な生態系を見せてくれ
ます。鳥類や魚類の標本も多いです。3Fになるとこんどは、天文と日本の、
生物標本が多めです。天文のほうは「いん石」や月球儀(かなりでかい2mく
らいはあるな、直径で)の展示、日本の動物の方はクマやウマ、トキ、タヌキ
やらと先進国なのにまだこれだけ動物が残っているのか?と思えるほど大型の
生物標本があります。というかつまり非常に貴重な感じなわけです。このよう
な国の自然はやはり残さなければいけない。21世紀になっても、野生動物が
生き残っている国。なんかステキな感じがする。
アフリカに行かれた人の講演を聞いたこともありますが。現地でも山奥に行か
ないと野生動物が見られないなんて話を聞くと、日本の貴重な生態系は絶対に
破壊してはいけないとすら思える。
で、その他に興味を持ったのは、「ダイオウイカ」の標本(^_^;
最初はプラスチックで完全に封印されていると思ってましたが、液体で保存し
ている。なにしろ標本ケースですら2mを越えるものですから(胴体だけでも
子供の背丈ほどある。足を伸ばせば6mつう話)無色透明の液体を濁らさずに
保全するのはなんか大変そうでもある。この日は日曜なのに、修学旅行なのか
学生も「ちらほら」、国立科学博物館の看板でもあるシロナガスクジラのモニ
ュメントの前で記念撮影なんかもしてました。しかし、人出はそれほど多くは
なかったです。ゆっくり見られます。なんか家族連れで疲れたのか、お父さん
がベンチで大の字で眠ってたり、お母さんがだるそうに座ってたりするのを見
るともう、大変そうでもある。
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