「ベトナムにおけるマングローブ植林支援」 (98/06/27)


-地球規模の修復モデルの項地区をめざして-
時間:18:00〜21:00
場所:早稲田奉仕園
料金:700円
主催:APEX
今月のAPEXの例会は「ベトナムにおけるマングローブ植林支援」です。スライ ドを大量に見られても面白かったです。 マングローブがエビの養殖池に化ける話は有名なのでしょう。ついでにそのエ ビを食うのが日本人(だけじゃないけど)、私からするとそんなにまでしてエ ビを食わんでも良いのですが、やはりエビ好きな日本人はエビがあると高級感 を感じる。だからやっぱりエビを食べる。 でも、エビの養殖に適さない場所もありその場合は、放置される。するとマン グローブの林はその場所にまた森を作れずに、荒れ地となる。 マングローブは、種類によっては60m以上にもなる大木となり、様々な生き物を そこに住まわせます。もちろん人間もマングローブを様々な形で、利用するので 無くなると非常にまずい。 そこでベトナムはかなりの広さの植林計画を立てているそうで、500万haとも語 られていました。ベトナム戦争当時に数十万Haが消滅したそうで、更にエビなど の養殖でまた、林が潰される。生活と密着しているマングローブは無くなると、 人間も他の生き物も非常に困る話とも言える。 で、米軍の枯れ葉剤によるダイオキシン汚染の話も出ていましたが、土壌汚染は 検出されにくくなっているようです。でも人間から出る。(生物濃縮が進んだけ か?)また犬の奇形が目立ったとも語られていた、それが目に見える状況だそう です。 マングローブは100haで100万本も植林するそうで500万haとなると気が遠くなる。 でもベトナムはそれを実行する予定のようです。 今は、マングローブの林があって、その上でエビの養殖できる併用開発(持続的 開発)の模索が始まってます。マングローブの材木の「商品化」の話もある。ど うやってマングローブと共に生きられるかを感じさせて貰った講演でした。

back