A&Z文化フォーラム(98/11/06)


生きものたちへのまなざし
時間:15:00〜17:30
場所:江戸東京博物館ホール
料金:無料
主催:(財)東京動物園協会
看板 曇天の土曜日に両国にある「江戸東京博物館」に行ってきましたが、「生きも のたちへのまなざし」と題して、生物と風景の写真家と、漫画家と動物園関係 のライターの対談、そしてギタリスト2人組のバンド「GONTITI」を招いたラ イブと2時間程度の講演で密度が濃かった。 対談の方で興味を持った話題のなかで「生物を殺す」話が出てましたが、子供 の頃にアリを虫眼鏡で焼いて話とか、線路の上にオタマジャクシを並べて殺し た、なんて、結構残酷な話が出ていた。 前に商用netでこの手の話したこともあるけど、なんでもそうだけど幼少の頃、 殺生をしたから「命の大切が判る」なんて事は、私は無いと思ってる。命が大 切だ、と感じるのはやはり小学校の高学年だろうし、無闇に生き物を殺すこと は「まずい」と思うのは、共感を発達させた後だろうと思っている。 対談の中でも「サルの子供でも動いているのもに興味を持つ」話がありました。 サルだろうがなんだろうか、本能として好奇心があるのは、理解できそうでもあ る。だから小さな子供が、捕まえたチョウチョウを握りつぶしてしまうのは、こ れも避けようがない話。 ここまではOKだけど、では楽しみとして、遊びとして殺してしまうのは?どうな んだろう?とも感じる。あれは、人間の特質というか生き物を殺してしまう快感 をやっぱり感じているから、だと思える。ある生物に絶対的な力を持てるのは、 それはそれで「楽しい」事なんでしょう。 猫が捕ったネズミを逃がして遊ぶ、という行動は、猫を飼っている人は何度か目 撃していると思えるけど、あれはしばしば飼い猫の狩猟欲求を満たすためとも、 言われている。 猫にも、狩猟の本能があり、家猫として食事を与えられていても、それでも狩を したい、という本能は残ってしまう。そこで獲物を見つけると、その獲物を使っ て何度も「狩猟の本能」を見たそうとして、逃がしては捕まえる。 でも、猫関係の本を読んでいると、それも猫の人生の中では一時期に見られる行 動のようです。 親猫が、子猫に弱っている生き物を与えて狩りの練習させる話もありますから、 親猫と早くから話された猫は、同じような行動をする可能性もありそうに思える。 なんか、猫の話になってるけど(^_^; 「GONTITI」というバンドは、耳にした記憶もあるけど、詳しくは知らなかったで すが、今回のライブで楽しめた。CMでも使われているとの事ですから、どっかで聞 いた憶えがあるわけで、親しみやすかったです。

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