「インドネシア、現地の現状」(98/12/03)
APEXの講座に参加してきましたが、今回はインドネシア現地に11月に行かれて
調査された人を招いての報告でした。インドネシアのTVニュースなどを見なが
ら、なんか想像以上に激しいデモ行動などが、理解もできます。
やはり不気味なのは最近の報道にも出ていた、
「12/01 08:08 共: インドネシアのクパンでモスク焼き打ち 宗教抗争の恐れ」
を心配していました、現地では今までは表面上では、このような宗教対立は起
こらなかった、起こさなかったそうですが、ここに来て暴動が起きてしまう、
そんなタガが外れている状況が生まれた事が報告されていました。
「12/02 23:32 朝: ◇インドネシア、与党ゴルカルが分裂へ◇」
もう一つはこの、ゴルカル分裂のニュースも質疑応答の中で出ていましたが、
これは地方の動きがまだ見えない、ただ調査をした村?の一つではゴルカル色
が抜けている話もある。
貧困層の増大のことも少し触れられていましたが、インドネシアでは通貨暴落
(最近は安定し始めている)のために、最下層に位置するような人達が増加し
ている、ともニュースで伝えています。やはり説明の中では、農村部も苦しい
し、新中間層と呼ばれる都市部の裕福な人達も苦しいが、それよりももっと過
酷なのは、今までの労働者が物価の高騰で食料などを購入できない状況。
華僑系の話もある、大資本の華僑はやはり国外に避難をしたようで、ただ中規
模程度は残っている。そこが、やはり食料などの「売り惜しみ」で物価が上昇
したのでは?との観測もあります。
食料流通の話もちょっとあったのですが、あまり詳しくは語られていなかった。
現状では、日本からの支援が来てますが、どうも日本が米国の「米」を買って
インドネシアに回している話もある。
それが事実ならば、日本の貯蓄米がインドネシアには行ってないのか?(^_^;
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