「アジアで働く日本人の状況」 (99/01/27)
| タイで日系企業向けの情報誌で記者をされていた日本人の元バンコク週報記者 の方の講演に参加してきましたが、現地の状況というよりも、日本人として働 いて、現地人とのギャップをどう感じたのかの話が中心でした。場所は、大久 保地域センター、土曜日は風の強い日だったのでMTBでの行き帰りでよろめ くほどで、かなり寒かった(^_^; タイではそんなことも無かったのでしょうが、この日の講演では、現地で記者 になった理由、現地での活動パターン、現地スタッフの勤務状況などが語られ ていました、印象としては、現地と日本との関係がもう一つよくつかめなかっ た感もありましたが、2時間程度で個人の体験を全て聞かせてもらえるわけで もないですから、これは当然。 内容として、もう少し突っ込んで書くと、編集で、かなり自由に働けた事(ス ケジュール管理が結構、甘い)や、現地での日本人のイメージを聞かせてもら えましたが、これもあまりよろしくない話も出ている。 もっとも、日本国内に居て日本人から見た他国人の印象なんて多様なわけです から、現地に居た一人の記者の印象から、タイ国人が持っている日本人の印象 を拝聴しても、あまり一般的ではないのかもしれない。 さらに現地では、日本人の印象が「お客さん」「金持ち」という東南アジアか ら見たよくある印象と同時に、マイナス的な印象として、「ヤクザ」「買春」 と、これもよくあるイメージ(というか現地のマスコミ報道のイメージなのだ ろうけど)の話も出ていました。 また昨年あたりの金融危機で日系企業の工場で、ストライキなどが起こり工場 の焼き討ちなどが行なわれた話も出ていましたが、これは断片的過ぎる情報な ので、どの程度の規模の話なのかは?不明。 実際、お話を聞いたり質問をされたりしている中で、かなり矛盾したやりとり も出ていましたが(「プライド」が高い国民性だが、表面は穏やかで、会社の 中では上司の命令を絶対視している?)、常に整合性のある印象を受けるわけ もないですから、これはこれでOKなんでしょう。 どちらにしろ、ある男性が東南アジアに興味を持って現地で活動するまでの、 貴重な体験を拝聴できました。 |