諫早問題

メディアの注目度が上昇してますから、配信量がハンパじゃありません。新進党の「西岡武夫」新進幹事長の発言は、「長崎県は土地がないことが県政発展の上で大きなネックになっており、事業は進めるべきだ。また、（潮受け堤防の）水門を今開ければ、外の漁場が荒れるので、開けるべきではない」

長崎県の水産加工品ＭＡＰ http://www.us1.nagasaki-noc.or.jp/~nagasaki/suisan/kako/map.html
「皆さんの食卓におくることができるのです。（長崎県は全国２位の漁業生産量を誇る水産県です）」を見ると、諫早湾にある有明海側の水産加工物は最初から、あまり無くそれよりも五島列島などの反対側の魚種が豊富です。どう漁場があれるのかが不明。又、「土地がない」から県政を発展させられないと言うのも判らん。土地があってそこで工事でもしてれば、県政が発展するのでしょうか？。意味不明です。

諌早湾干拓事業に関しては県側のHomePageの引用をすると
http://www.us1.nagasaki-noc.or.jp/~nagasaki/gaiyo/j_isakan.html
「諌早湾の奥部を堤防で締め切り、新たに農業用地や調整池を造成します。平地の少ない長崎県に広大な農地を造り、近代的で能率的経営による本県農業の振興を図ります。また堤防や調整池を確保することで昭和３２年の諌早大水害などの水害に悩まされてきた諌早湾地域の防災機能を充実させます。工事は平成１２年度完成の予定です。」
農業に生産高を上げる話ですが、どんなに頑張ったって他の米作りの県に勝てるというのは、疑問です。長崎県が、農業で復興するよりも「全国２位の漁業生産量を誇る水産県」で復興をして欲しい。その為にも、海水の浄化に必要な干潟をいきなり消滅させるのは、まずい。さらに水害の話は本来金をかけるべきの、防波堤やポンプなどの設備を先に充実させる必要があるのに、いきなり何千億もかけて湾を消滅させるってのに、やや無理な感じを持つ。

諌早湾干拓の歴史＜これは反対派のHomePageですが
http://www.ktn.co.jp/maturi/hi_kantaku.html
「一方、工事着工後も堤防外の漁場で大型の２枚貝タイラギの不漁が続き、干拓工事への抗議行動がくり返された」
逆に水産資源に悪影響を与えているわけで、意味が無い。

自民党の「森喜朗」総務会長 |防災のためのもの。人の安全を第１に考えなくてはならないと主張していますが、先に設備投資をする必要がある。先日のTVで、干拓賛成派がポンプ施設などを見せて歩いていましたが、けっこう古めに見えますし、何よりも資金が無くて常駐で人間を置いて対応できない話をしてましたが、金が無いって・・・(^_^;干拓事業にかけた金は?
あの場所は、牧場にして牛を飼う計画もあるそうですが、何しろ気温が上がり過ぎるので、牛を飼うのに適していないと、反対派は主張しています。

諫早湾
http://ac3.aimcom.co.jp/~key/HIGATA.html
干拓後の干陸地と調整池の用途計画案
「調整池：バードサンクチャアリーヤードの確保、水辺公園、フィッシングスポット、ボートのレースコース他干陸地：サイクリングコース、大草原、大花畑、乗馬場、レジャー農園、もぎ取り園、ふれあい農場、クラインガルデン、ファームステイ、肉の生産、馬の育成、空輸型農産物の生産、国際農業センター、国際農業研修センター他全体：体験型環境教育ゾーンの創設と自然観察会などの開催（諌早湾地域環境計画（案）長崎県1993年月）」
今度は、これを見ると農業だけではなくて、テーマーパーク的な話まで出ている。要するに未開発な土地をより目先で判断して、人間に有利な利用しようって話。大花畑ですか・・・・、日本でもそうですが今はその未開発な自然状態が貴重なんですが、そうゆう事を理解できないのでしょう。金をかけるにも、その自然状態を守る事に金が付くような、システムになればそっちに動きそうだけど。

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