「環境ホルモン」
環境ホルモンは別名 「内分泌物撹乱化学物質」 プラスチック製品などもから検出される化学物質の中で 生物のホルモンの機能を混乱させる働きがある。症状として生殖障害、精子数の 減少などの障害が出るために、生態系に非常に危険とも言える。イボニシと呼ば れる巻き貝が、オスがメス化するなどの混乱した個体が発見されている。PCB やダイオキシンなども環境ホルモンに分類される。最近では学校給食で使われている ポリカーボネート製の食器やカップメンなどの容器からも溶け出すのでは?とも 報道されている。
98/05/27 カップ・ラーメンと「環境ホルモン」 カップラーメンから環境ホルモンが溶け出す話。というか私はそれほどこの ニュースを読んでなかったですが(環境ホルモンのネタそのものは昨年の今 ごろから商用netでちらほら出ていましたが)、ここにきて報道関連も週刊 雑誌も、取り上げているようですし、コンビニなんかでもカップメンの協会 が「環境ホルモンは溶け出さない」と否定するハリガミが出ていたりして、 逆に「なんだそうゆう報道があったのか」と気がつきましたが(^_^; えーっと報道の方では、 共同通信/04/25 08:47 「カップから環境ホルモン ポリスチレン製めん容器 国立衛生」 毎日新聞/04/28 22:07 「環境ホルモン>カップめん容器からも溶出−−医薬品食品衛」 なんて話が出てます。今週の週刊「現代」(6/6)では「カップめん広告『環境 ホルモン代反論』は本当か?」と題して業界が否定をしたことに関しての記事 が出てます。 というかこれを読んでみたら、消費者が相当、敏感に反応しているのが判る。 昔は、それなりにカップメン関連を食べていましたが、最近ではコンビニで も本物志向というか、昔のように保存食料を売るよりも、冷凍食品を暖めて 売る方向ですから、あんまりカップ関連に手を出さない。というか、味がや はり、それほど良くないですから(生メンタイプはそうでもないけど)コン ビニが売るような「弁当類」や「オニギリ類」の方を買いやすい。もっとも 熱を加えるタイプでも容器はプラスチック製品ですから、似たような感じも しますが。 ま、いちおう「環境ホルモン」が最近さらに騒がしくなってきたと憶えてお いた方が良いかもしれないです。
98/09/07 まだ近所のコンビニでは「カップめんの容器から環境ホルモンは出ない」と書 かれているハリガミが残ってますがそれを見るたびに思い出してしまう。(^_^; それ関係の記事では 09/02 21:04 環境ホルモン>日本スチレン工業会の発表を批判 厚生省検 毎日新聞ニュース速報 09/02 19:39 業界団体の実験結果は疑問―厚生省検討会=カップめん容器 時事通信ニュース速報 がありますが「日本スチレン工業会」は実験の結果、カップめんからは環境ホ ルモンといわれるスチレンダイマーとスチレントリマーは溶け出すが、この物 質が環境ホルモン作用を持っているとは言い難いと判断している。 しかし厚生省の検討会で、その実験方法を批判している記事です。さらに最近 の記事では 08/31 16:49 環境ホルモン検出されず PC食器の使用を継続 共同通信経済ニュース速報 08/31 18:04 横浜市、ポリカーボネート食器は安全、今後も給食に使用 NHKニュース速報 横浜市の検査で、給食用ポリカーボネート容器から環境ホルモン検出ができな かったために、使用の継続を決めたニュース。当初はかなり過敏に反応してい ましたが、思ったよりも影響が少ないと判断しているよですが、化学物質汚染 は、人間は把握しきれないところで起きたりしますから、安心はしにくい(^_^; NHKニュース速報は「安心」という言葉を使ってますが、断定してしまうの も少し怖いかもしれない。 ここで問題になっている物質はビスフェノールAですが米国の実験では、女性 ホルモン作用で乳がん細胞が増えたデータがあると配信する記事もありますか ら、疑問がある容器はなるべく使わない方がよいとも思える。 昔はアルマイトなどを使用していたのですが、熱を伝えやすいために、器を持 ったずに食べるために行儀が悪くなるともいわれ、熱を伝えにくいポリカーボ ネート食器を使用したともいわれてます。でも安全とのバランスを考えると?