2001年10月23日 参議院テロ対策関係委員会連合審査会での審議
 


自民党議員も在日アフガン難民問題に質問
参院テロ対策関係委員会連合審査会・23日
 


 2001年10月23日に開かれた参議院テロ対策関係委員会連合審査会で、自由民主党の野沢太三議員が、日本のアフガニスタン難民問題について質問し、森山真弓法務大臣がこれに答弁しました。
 野沢議員の経歴などは、以下の通りです。

<野沢太三>参議院議員、68歳、自由民主党比例代表選出議員
・参議院国土交通委員会理事、予算委員会、憲法調査開館時、自民党人事局長、整備新幹線特別委員会委員長、元弾劾裁判長、工学博士、当選3回、自民党森派。
 

○野沢太三氏(自民) パキスタンの政情安定に向けた対応が重要だ。 

首相 パキスタンには難民が多く入っており、核保有国でもある。核実験の問題から経済制裁をしているが、パキスタンの窮状を考えると、黙ってはおれない面がある。経済措置と支援については、インドとの整合性なども含めて総合的に情勢判断して決めたい。 

山本一太氏(自民) アフガニスタンに対して、どんな役割を果たしてきたのか。 

外相 96年の国連総会でアフガン復興会議を提案した。今回の事件前にも4500万ドル以上の支援をしている。国連のアフガン特別ミッションに政務官を派遣し、和平に関する協議もし、駐イタリア大使がザヒル・シャー元国王に会た。 

山本氏 アフガン和平復興東京会議のイメージは。 

首相 戦闘行為が継続中で、タリバーンと北部同盟の確執もある。軍事的解決がつくことも踏まえて、どういう勢力が政権につけば国民のためになるか。どのように協力すれば経済が安定するか。政治、復興戦略を考えてアフガン攻撃に当たってほしいとブッシュ大統領に言った。復興計画にアフガン周辺国が参加するのは当然だ。東京で復興会議を開くか、まだ具体的に話していない。 

野沢氏 日本に入国を希望するアフガン難民9人が出入国(管理及び難民認定)法の違反で入管に収容されていると聞くが、急増した場合にこの状況でいいのか。 

森山真弓法相 9人は調査中で、結論は出ていない。不法入国らしい。今後、アフガニスタンから難民の申請をする人がいれば、人道的な観点をふまえて、適正な対応をする。 
 



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