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    9、妻(夫)を失った知人への手紙



妻を亡くした知人へ
(例)
ご令閨様ご逝去のお知らせに接し、お悔やみ申し上げ謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
あまりにも突然のことに、ただ信じられない思いでございます。あのようにお優しい奥様を亡くされました○○様のご胸中いかばかりかと拝察申し上げ、お慰めする言葉もございません。この上は、お力落としのためにご健康を損われますことのございませんよう念じるばかりでございます。なお、同封いたしました心ばかりのご香典を、ご霊前にお供えいただければ幸いでございます。近いうちに改めてご焼香させていただきますが、まずは取り急ぎ書中にてお悔やみを申し上げます。
夫を失った友人ヘ
(例)
ご主人様ご急逝との悲しい知らせをいただき、申し上げる言葉もございません。
昨年秋にお宅へお邪魔いたしました折りには、元気な様子で四方山話などにおつき合いくださいましたのに、信じがたい思いでございます。
まだお小さいお子様を残されて、あなた様のご心中いかばかりかと拝察し、どうお慰めすればよいのか、ただただ胸が痛むばかりでございます。今は何を申し上げましてもお悲しみをますばかりでございましょう。
何とかお元気を出されて、と申し上げても無理なこととはわかっていながら、それでもいまは、ただご悲嘆のあまりお体をこわされませんように、お子様のためにもお心を強くお持ち下さいますようにと、ひたすらお願いすることしかできません。
すぐにも、あなた様のところへ駆けつけたい思いで一杯でございますが、それもかなわず、
謹んでご主人様のご冥福をお祈り申し上げ、あなた様のご自愛をお願い申し上げます。

 


葬儀のしきたり
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