・・・なんてのはタテマエ。甲斐性のある方も気になさらず、お立ち寄り下さい。
1986年の当倶楽部設立時に、T2ファージをモデルに生まれました。
高校の生物の授業(遺伝子の本体はDNAであるということ)で習った方はご存じかと思いますが、T2ファージはバクテリオファージというウィルスの一種です。頭部にDNAを持ちその他の部分はタンパク質で出来ています。他の多くの生物と違い、ウィルスには細胞というものがありません。しかし、 バクテリオファージはしっかりと生物の本質であるDNAだけは持っています。甲斐性のない人間には「しっかりした細胞」のような確固たるものは無いかもしれませんが「本質」を失わない限り、世にはばかる事が出来る、という思いをこめてこのキャラクターは生まれました。
初めてT2ファージの電子顕微鏡写真を見たとき、かなりインパクトがあったのを憶えています。細胞さえ無いウィルスのデザインの美しさ(月面着陸船そっくりの機械的なフォルム)に驚きました。「ファージ郎」は僕のあいまいな記憶の産物ですので、実際のT2ファージとはだいぶ違っています。実際のT2ファージは6本の尾糸(足に見えるもの)がありますし、その他にも違う箇所が多いのですが、あくまでもデザインですので・・・。
正しいT2ファージを見たいという方は、高校の生物の教科書をひっくり返して探して下さい。ほぼ同じ形のT4ファージは、畑中正一著・ブルーバックス「ウィルスは生物をどう変えたか」のカバーで見ることが出来ます。
入部しても特典は、今のところあまりありません(ThanksLinksに掲載します)が、基本的に来る人は拒みませんのでメールにてお知らせ下さい。を送ります。