★手術後の目印ピアスに関して★

多数同じ場所に生活している野良猫の不妊手術をしていると
親子や兄弟のため、よく似ていて手術した猫かしていない猫か判別出来なくなったりする場合があります
一度、手術した猫が再度お腹を切られたり麻酔をかけられるのはとてもかわいそうです
判別するための目印として首輪などいろいろなモノを試しましたが、すぐにはずれてしまったり、
危険を伴ったりして、なかなか目印としていいアイディアがありませんでした

獣医さんと話し合いアイディアを出し合った末、ピアスをつけてみることにしました
上記写真の猫がピアス猫第一号です
試用してもう何ヶ月もたちますが、デメリットになるようなことは、今のところありません
メリットは・・・

1 手術済み猫として判別できる                  
2 猫の体に危険がない                      
3 見た目がとても、かわいい                   
4 猫にとっても気にならない大きさ、重さ            
5 コストが安い(材料の欄参照)                 
6 回りの人にもう手術が終わっている事のアピールが出来る

 

―材料―


釣りの時に使用するものです
正しい名称はわかりませんが 釣り針の上に
装着し、魚を誘導する働きのある玉だそうです
フィッシングパールとかシモラなどの
品名で売られています
色も大きさ様々あります
鮮やかな色合いが多く、
蛍光色もありますので目立ちます
金額は5個ほど入って100円から200円くらいです

―装着方法―


獣医さんにお願いします
手術後、麻酔が切れる前に
手術糸で、耳の両脇につけてもらいます
同じ、大きさのものより外側、内側の大きさが違うものを
つけた方がきちっと着くそうです
耳の一番、皮の薄い部分、疾患のない部分を選んでもらい
つけてもらってください

目印をした猫たちを地域猫へ!!

ぜひお願いしたいことがあります
手術後目印ピアスをつけた猫たちを判別できるのはつけた人と獣医さんだけです
一般の人々には、ただのアクセサリーに見え、もしくは、「これって虐待?」なんて勘違いする人も出てきます
心無い人に捨てられ、手術後すぐに外で暮らさないといけない野良猫たちがこれ以上
悲惨なめにあわないようにしてあげなくてはいけません
そこで、野良ちゃんの行動範囲周辺だけでも、なんらかの告知をおこなっていただくことをおすすめします

例:「この地域の野良猫は、不妊手術を施し、これ以上増えないようにしてあります
手術の終わった目印として耳にピアスを装着しています
家のない野良猫がこれ以上増えないように努力しています
手術後の野良猫は、一代かぎりこの地域の地域猫として
皆さん、かわいがってあげてください」

上記のような文をチラシにしてポスティングしてもいいですし、公の場所の猫なら(公園など)
そこに張り紙をさせてもらうのもいいかもしれません
ピアス猫が平和に暮らせるように考慮してあげることをお願いします

★横浜墓地ピアス猫写真★

●10月4日追記●
ピアスについて一番多かった質問が「化膿しないか?」ということです
もしくは、「ピアスをして欲しいと獣医師に頼んだら化膿すると言われた」かたもいます
まず、私達の体験より事実だけを書きますと・・・

・首輪(ノミとり首輪で作成したもの)←このタイプを獣医師はほとんどすすめる
「ひっかかったら切れる」と言いますが猫自体に引っかかると(下あごや前足)はっきり言ってはずれません。
墓地では最初にこのタイプを使っていましたが、4頭も口ひっかかり猫、たすぎがけ猫が
出て、捕獲しなおしになりました
指2本分余裕をもたして・・・装着しても引っかかりました・・・
南青山の猫は、9匹すべてはずれない&引っかかりもしないで過ごしていましたが
手術後、太って首輪が締まり毛とこすれ、うち2頭が皮膚病のようになりました。
これも無理やり捕まえ、はずしました。
結果、首輪は人間なれしていない野良猫には非常に危険というのが私達の判断です

ピアスをした猫は墓地では40頭以上ですが化膿した猫は1頭もいません
(個体確認を定期的に行っています)
もし、”化膿した”という事実があるのなら、ぜひ教えてほしいです
(改善策を考えることが必要になりますので)
獣医さんが「化膿する」とおっしゃった場合、そういった前例を教えてもらいぜひ、連絡くださいm(__)m

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