Sidsel Endresen / Christian Wallumrod / Helge Sten _Merriwinkle_ (Jazzland, 0602498660362, 2004, CD) - 1)Bittertiles 2)Oldenwold 3)Heylo 4)Soleside 5)Wobber 6)Bathos 7)Ectrik 8)Merrivein 9)Flidis 10)Nickeltoe 11)Limpit 12)Tunk 13)Mellodome - Recorded 2002/1, 2003/1, 2003/4. Produced by Sidsel Endresen and Christian Wallumrod. Co-produced by Kai Andersen and Deathprod (Helge Sten). ノルウェー (Norway) の女性歌手 Sidsel Endresen は jazz 界隈のミュージシャン と制作することが多いとはいえ、スキャットを抽象化したモダンボイシングとは 異なる、むしろSSWに近い資質を持つ歌手だ。彼女の7作目は、ノルウェーのバンド Supersilent の Wallumrod (o は正確には o with stroke) と Sten の2人を バックに制作したものだ。2作目の _Exile_ (ECM, ECM1524, 1994, CD) 以降 Bugge Wesseltoft が少なくとも数曲でバックに必ず入っていた (デュオ名義も 3作ある) だけに、今までと雰囲気が異なる作品となっている。 もともとキャッチのあるメロディを明瞭に歌うタイプではないが、このアルバムでは それまでの作品に比べてもメロディを突き放したような展開になっている。それに 音声詩のような発声も多用している。そしてそれが僕が最も気にいっている所だ。 この作品では、彼女は歌うというより唸るか呟くというのに近い。電子音か トイピアノ音を歪ませたような音が音数少なく鳴る背景は click techno 風か electro-acoustic 風であるのだが、その背景に彼女の唸り・呟きがマッチしている。 低く強い声を語尾だけ高音に抜くような声出しが初期の P J Harvey のような "Heylo" や音声詩を朗読するかのような "Wobber" といった、太い電子音に彼女の 強い声が絡むテンション高めの曲が、僕は特に気にいっている。 Sources: Jazzland, http://www.jazzlandrec.com/ 2004/04/11 嶋田 Trout Fishing in Japan 丈裕, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/talk/