Jewels & Binoculars _Floater_ (Ramboy, #20, 2004, CD) - 1)Master Of War 2)Man In The Long Black Coat 3)Farewell Angelina / What Can In Do For You? 4)I Want You 5)The Lonesome Death Of Hattie Carroll 6)All I Really Want To Do 7)Things Have Changed 8)Floater (Too Much To Ask) 9)Tears Of Rage 10)Buckets Of Rain 11)Lay Down Your Weary Tune - Recorded 2003/5/1,2. - Michael Moore (alto saxophone,clarinet,bass clarinet,melodica,bells), Lindsey Horner (bass), Michael Vatcher (percussion). _Jewels And Binoculars: The Music Of Bob Dylan_ (Ramboy, #15, 2001, CD) という Bob Dylan カバー集をリリースしたUS出身ながらオランダ (Holland) の ICP 界隈で活躍する reeds 奏者 Michael Moore のトリオが、続編をリリースした。 Jewels & Binoculars がバンド名となり、やはり、全曲 Bob Dylan のカバーだ。 前作同様、単に reeds で Bob Dylan の歌をなぞる以上の、元歌を知らなくても 楽しめる jazz / improv. の作品になっている。 前作のポイントだった Horner ぐいぐい引っ張るような bass は控えめとなり ノリが抑制された展開になっている。そのせいか、より1960年前後の Jimmy Giuffre を思わせるようになっている。その頃の Giuffre は bass/drum という通常の リズム隊とのトリオの録音はほとんど残していないにもかかわらずだ。むしろ、 Giuffre がゆったり吹くフレーズの長閑な American folk 的な雰囲気が、 Dylan の歌と共通する所が多かったのだなぁ、と Moore のフレーズから気付かされる。 前作の bass のグルーブ感が生む緊張も好きだったが、この作品の緩いスゥィング 感も気に入っている。そんな中一曲 "Things Have Charged" で平坦な8ビートで 演奏しているのは浮いているし、あまり面白くも無いように思う。 これからもこのブロジェクトを続けるのであれば、Dylan に限らず、もっと広く American folk の名曲を取り上げていって欲しいと思う。 sources: Michael Moore / Ramboy, http://www.ramboyrecordings.com/ _Jewels And Binoculars: The Music Of Bob Dylan_ レビュー, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/CdD/03120701 2004/09/19 嶋田 Trout Fishing in Japan 丈裕, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/talk/