Alvarezabala Duo _Halo De Luz_ (self-published, 2005, CD) - 1)Embora 2)Deseo 3)Halo De Luz 4)Fiesta 5)Colores De Mi Tierra 6)Aparicion 7)Huaynoso 8)Aura 9)Fiesta II 10)Volver A La Tierra 11)Esperanzados 12)Para No Olvidarme 13)Buenos Aires Modales 14)Abril 15)Fiesta III - Recorded 2003/9-2004. - Cecilia Zabara (Spanish guitar,acoustic guitar,requinto,voice), Emiliano Alvarez (clarinet,bass clarinet,voice); Gabriel Luchetti (djembe,udu drums). アルゼンチンはブエノスアイレス (Buenos Aires, Argentine) を拠点に活動する 女性歌手/guitar 奏者の Zabara と男性 clarinet 奏者 Alvarez の duo の デビュー作だ。瓢々とした guitar と clarinet との掛け合いと、それに乗る Zabara のボイシングも、落ち着いた感じで、気持ちよい作品だ。 2人は Marcelo Moguilevsky (Klezmer En Buenos Aires, Puente Celeste, Sera Una Noche) に師事しており、それが duo 結成のきっかけのようだ。 Zabara は Quique Sinesi (guitar) に師事していたことがあったようで、 Moguilevsky と Sinesi の duo に女性歌手をフィーチャーしたような作品、 とも言える。 Zabara の guitar は folklore の要素も無いわけではないが、jazz やブラジル (Brazil) の音楽要素も感じるもの。澄んだ音色で、手数は抑え気味に音の合間を 生かして歯切れ良く弾く所が気にいっている。やはり手数抑え目にゆったり 吹かれる Alvarez の clarinet の間合いも良い。 Zabara の歌唱は、歌詞をゆったり歌う曲もあるが、スキャットしていることの 方が多い。スキャットと時には少々高目の声になるが、演奏同様に抑えた感じだ。 良いアクセントなのは、ゲストの Luchetti の hand drums の硬質な音。 Moguilevsky 同様 Alverez も klezmer を思わせるフレーズを多用するのだが、 その吹き回しと合わさると中近東風にも聴こえる。そういう所も気に入っている。 sources: Alvarezabala Duo, http://www.alvarezabaladuo.com.ar/ 2005/09/04 嶋田 丈裕, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/talk/index.html