酒井 俊 公園通りクラシックス 2006/06/10, 19:30-22:00 - 酒井 俊 (Shun Sakai) (vocals), 佐藤 芳明 (Yoshiaki Sato) (accordion), 八木 美知依 (Michiyo Yagi) (箏), 岡部 洋一 (Yoichi Okabe) (percussion). 去年、『じゃぽねくすの夜 その2』というイベントでもっと聴いてみたいと 思っていた 酒井 - 八木 の組み合わせ。それに、Pot Heads の (個人的には 大熊 ワタル (clarinet) との duo が気に入っている) 佐藤 の accordion が どう絡むのかも気になったし、percussion は ROVO、Bondage Fruit の岡部も 加わる bass-less 編成も興味を惹いた。 自由に崩して広げていく演奏と歌うというのは基本的に好きだが、途中休憩を 挟んで前半は、実はそれほど良いとは感じなかった。元歌を知らない曲が 多かったこともあるかもしれないし、PAのせいかもしれないが、バックの3人の 音が強くて厚過ぎて、酒井の声を自由度を殺してしまっているように感じた。 しかし、八木、佐藤、岡部の順でduoで歌う所から始めた後半は、音数がうまく 抑制されて自由度が大きく感じられて良かった。佐藤 のアウトな音だしとのduoで 歌った「四丁目の犬」、岡部 の berinbau を中心とした簡素なバックで歌った 「よいとまけの歌」、そして後半最後の3人のギクシャクめの間合いも感じる 演奏の間で歌う "Alabama Song"、そしてアンコールは「満月の夕べ」。演奏は もちろん選曲も自分のツボにはまった。 とても良かったという程では無かったけれども、充分に楽しめたライヴだった。 sources: 酒井 俊, http://www.sol.dti.ne.jp/~s-shun/ 佐藤 芳明, http://www.geocities.jp/acc_sssaaatttooo/ 八木 美知依 @ Improvised Music from Japan, http://www.japanimprov.com/myagi/index.html 岡部 洋一, http://donna-oto.com/okabe/ 公園通りクラシックス, http://www.radio-zipangu.com/koendori/ 『じゃぽねすくの夜 その2』レビュー, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/CdD/05091601 2006/06/14 (2006/06/11) 嶋田 丈裕, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/talk/index.html