Prince Far I "Cry Tuff Dub Encouter Chapter I" (RIOR Europa, RE129CD, CD) - 1)A Message 2)The Visitor 3)The Right Way 4)Long Life 5)The Encouter 6)Ghardaia Dub 7)Mansion Of The Almighty 8)Mozabites 9)Prince Of Peace 10)Abderrahmane - Produced by Prince Far I and Michael Williams. Mixed by Adrian Sharwood Overdubbed by Adrian Sharwood and The Dub Syndicate ROIRからリリースされていたAdrian SharwoodがmixをしているPrince Far Iの録音が 最近になってCDになった。テープによるリリースがあったのは、cat. no.からすると、 たぶん83年頃だと思う。(ROIRは、"complete with liner notes, full documentation, and colorful graphics"が売りだったのに、ROIR EuropaからのCDはdocumentationが 落ちているのが残念である。) ということは、録音は80年前後だろうか? Adrian Sharwoodからみということで、いやな予感を持ちながらも、買ってしまった のだが。これが、予想以上に楽しめた。Adrian SharwoodやThe Dub Syndicateの 抜き差し(というか継ぎはぎ)を際立たせたいつもの音、というより、むしろ残響を 多用した感じなっているし。それに、時々ホーン、ピアニカやリードギターが 「歌う」ので、ほっとする。僕が大好きだったUB40 "Present Arms"やLinton Kwesi Johnson "Bass Culture"などの80年頃の作品に似ているような気がするからかも。 とにかく、これはお勧めだぁ。この夏のBGMとしてうってつけといえよう。 というわけで、非常に気に入ってしまった。実はPrince Far Iを聴くのは初めてなの だが、他もこのような感じなのだろうか? Chapter Iということは、Chapter IIも あるのだろうか? Prince Far Iのお勧めがあったら教えて欲しい。 ライナー・ノーツの自伝を読んでいてわからないことがある。Prince Far Iという のはバンドの名前で、Michael Williamsというのが、その中心人物なのかな? あと、 Singers And Prayersとの関係。これはOn-Uのレコードでよくみかける名前なのだが。 94/5/30 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕