前に少し紹介したDon Byronも演っているクレズマー(klezmer)という イディッシュの音楽の音盤。 Frank London "The Shvitz" (Knitting Factory Works, KFW144, '93, CD) Frank LondonはThe KlezmaticsというクレズマーのバンドやLes Miserable Brass Bandのリーダー。先に出た編集盤Various Artists "Klezmer 1993 - NYC" '93での 演奏が面白かったし、Marc RibotやElliot Sharpの参加にそそられて買ってみた。 主な参加ミュージシャンはThe Klezmaticsのメンバー。しかし、こりゃ節操がない。 3曲目の"How To Sweat -- Part 1"で、いきなりターンタタターンというピアノの フレーズが特徴のGarage house風のサウンドに乗って、イディッシュ語のラップ。 続いて先の編集盤にも収録された"Emma Goldman's Wedding"のバトル。こんな調子で 続く。ここまでやるか。個人的には非常に楽しめた。今年の十指に入れたいくらい。 だが、これは、好き嫌いが大きく別れそうだなー。Arnald Antunes "Nome" (RCA) とかLatin Playboys "Latin Playboys" (Slash)とか気にいった人なら大丈夫だろう。 94/6/30 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕