John Kpiaye "Red, Gold And Blues" (LKJ, LKJCD012, '94, CD) The Dub BandのギタリストJohn Kpiayeのソロ。Bluesだなんてタイトルにある ので、ひょっとしてスライドギターとかも弾いているかと思ったが、そんな ことはなかった。Dennis BovellをはじめとするThe Dub Bandがバックアップ。 打ち込みと生ドラムを併用していているようだが、そんなに打ち込みぽくない。 明るいギターのメロディラインが、この夏に向けたBGMにぴったり。よい。 しかし、どうもあまりレゲエっぽくない。これは、きっとギターがリードを 取るからだろう。ミックスもリズム隊が控え目で、あまりベースラインも重く ないし。おかげて、妙に「ヒュージョン」ぽく聴こえる。というわけで、 BGMからいま一歩踏み出せてないような気もする。うむ、惜しいな。 ライナーを読んでいたら、John Kpiayeが初めて参加したバンドThe Catsが "Swan Lake"をカバーしヒットした話が書いてあった。"Swan Lake"といえば Public Image Ltd. "Metal Box"なわけだが、このThe Catsがレゲエ版"Swan Lake"のオリジナルなのかー。ううむ。 95/8/1 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕