先日、新宿東口でパントマイムの大道芸を見ていたら、またしても引き出されて芸に 使われてしまったTFJです。ううむ。さて、閑話休題。 Fred Frith / Marc Ribot "Sound Of A Distant Episode" (Subsonic, SUBSONIC1 / Sub Rosa, SB68, '94, CD) - 1)Lobster Claw Symphonette (Marc Ribot) 2)Minotaur (Marc Ribot) 3)The Rise And The Fall Of... (Marc Ribot) 4)Solo Acoustic Guitar (Fred Frith) 5)Second Nature (Fred Frith) - #1-3) Produced by Anthony Coleman, #4,5) Produced by Fred Frith - #1-3) Marc Ribot (g,ed horn), J. D. Foster (g), Chris Wood (b), Christine Bard (dr), Jim Pugliese (dr), #4,5) Fred Frith (all instrument) 黄色のプラスチック・ケースがやたらと目立つCD。Fred Frith / Marc Ribot名義と いうことで、どういうことになっているやらと興味深かったが、実際は、前半がMarc Ribot率いるShrekの演奏、後半はFred Frithのソロ、というカップリング盤だった。 Shrekの演奏は、7月のライブで演奏したのとほぼ同じようなもの。1)はライブで演奏 した曲だと思う。こうして聴くと単なる騒音みたいなものだが、ライブでこの音を どう出していたのか知っているだけに、あの演奏風景が思い浮かんできてなかなか 面白い。やはり、こういう音楽はライブを見なくては面白さがわからんな、と思って しまった。ジャーッ、ジャーッ、っていうギターが実にユーモラスだ。 一転してFred Frithの方は、ソロといっても多重録音で、ドラムとギターの掛け合い という感じだけど、ちょっと地味かなぁ。 今年に入って、こういうCDをよく買っているような気がするのだが。 William Hooker "Shamballa" (Knitting Factory Works, KFW151) Pat Metheny "Zero Tolerance For Silence" (David Geffin Co., DGCD-99998) これらは、同じような感触の作品だな。特にHookerのCDは気合い入りまくりの演奏 だったので、このRibotのCDを聴いて、ますます生で観たくなってしまった。Pat Methenyなら来日するかなぁ。けど、来日公演で"Zero Tolerance For Silence"を 演奏したりはしないだろうなぁ。 94/12/7 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕